ジャングルフィーバー
 
 War in the Pacific: 1941-1945をまた子供連合軍、私日本で。


 連合軍はホーランディアとシンガポールを守るため、兵站の初期配置をパールハーバー、エリス諸島、ポートモレスビー、レイテ、スラバヤ、シンガポールとしました。これによりウェーク島の陸上機は補給が届かず損耗します。
 第1ターンの日本の攻撃は、3つの資源地帯とレイテ。シンガポールは兵站があるので、日本の陸上機で補給切れにすることはできず、ホーランディアにも連合軍の地上軍と陸上機が送り込まれます。
 第2ターン、このまま固められてはまずいと考えた日本は、ホーランディアに上陸。2戦力の優勢で結果は1損害を与えたに留まり、継続戦闘となります。しかも中国では輸送した日本陸軍が2つ潜水艦に損耗させられてしまい、これを見た中国軍が攻勢に出てきて、日本は少し危うい感じ。


 第3ターン、連合軍はホーランディアに連絡網が繋がらないため、ポートモレスビーから陸上移動で増援を送り込みます。一方日本はレイテに置かれた連合軍陸上機を上陸作戦で追い払い、ホーランディアでは再び継続戦闘となりました。連合軍はここで戦力を再建し、日本は再配備で増援を送り込みます。
 また中国では「連合軍の練度不足」によって日本は中国軍を押し返し、回復できない蟻地獄に落ちるのは免れたものの、中国軍は全回復して、実質日本はここで1ターンを浪費させられただけ。これは日本、泥沼にはまったのか?

 しかし第4ターン、ここで日本が出したのは「マラリア」。ジャングルの連合軍兵站を除去できるカードですが、近くに再建すればいいだけなので、今まで役に立ったことがありませんでした。しかしこれを今使うと、そう、ホーランディアの兵站が吹っ飛び、ここの連合軍が全て補給切れ損耗になってしまうのです。これでホーランディア陥落は確実。
 このまま地上軍3個を失うのは痛いと考えた連合軍は、ポートモレスビーから地上軍3ユニットの救援を送りました。日本軍は3ユニットしかいないので、最大でも3損害しか受けず、これで損害を吸収して退却できるはず。
 と思ったのは間違いで、この作戦は失敗でした。日本軍はニューギニアの裏側に上陸し、連合軍の退路を断ってしまいます。連合軍は地上軍9ユニットと陸上機2ユニットという大戦力が全滅し、投了です。ジャングルフィーバー、実は怖い。



 日本は最初からマラリアを持っていました。これが無ければホーランディア攻撃は困難でしたが、持っていると逆に連合軍は大逆転を食らいます。外部に連絡線が引けず、その場の兵站に補給を頼っている状況では、自分でマラリアを持っているのでない限り、連合軍はあまり突っ込み過ぎない方がいいようです。
 戦略の大枠が固まってくると、変化が乏しくなるのかと思ったら、まだまだこんなエキサイティングな展開が待ち受けていました。また日本にとっては、中国と太平洋の資源バランスもかなりタイトで、片方でちょっとトラブルがあると、すぐもう一方も危険になります。全体戦略だけでなく、作戦的にも深いゲームです。

百万匹 飛び出した
ぷぅーん ぷぅーん
ハマダラカが針を刺す
ジャングルフィーバー
ジャングルフィーバー
ジャングルフィーバー

ジャングルで一番ヤバいのは、どう考えてもライオンやカバじゃないよね。
 
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