カエサルの現実
Caesar: Rome vs Gaulを今度は、子どもがガリア、私がカエサルで。
第1ターン、カエサルのカードは1が5枚で3が1枚。弱い。ガリアは登場した部族の内、リンゴネスを会議に埋め、西のサントネスとヴェネティが登場。カエサルは部族鎮圧のついでに北方探索することもできず、海洋部族ヴェネティは攻囲に−2の修正がつく。くっ、くるしい。
カエサルはひとまずサントネスを攻め、ガリアは会議に影響マーカーを貯めこみます。カエサルは2回目の攻囲でサントネスに服従されてしまい、次にヴェネティを攻囲しますが外れ。頼みのストラタジェムも海洋支配で相殺され、次の攻撃も外れて攻囲は完全に失敗。諦めて東に向かいます。
しかもガリアは、ドルイドからアエドゥイの最凶コンボで、ローマへの連絡線を遮断。ガリアは3が3枚1が2枚と豊富なカードで支配も広がっていて、カエサルは最後北極星のように揺るがずを使い、ぎりぎりケルティカの支配を確立して1VPを取れたものの、これじゃどうしようもないよ。投了!と言いたいところでしたが、頑張って続けてみます。

第2ターンカエサルは、3が2枚来たもののまた1が5枚。しかもカエサル自身は政争で足止め。うーん。ひとまずローマ軍は3日間行軍で兵力をまとめ、カエサルの到着を待って、まずアエドゥイから攻略します。ガリアは2つの傭兵でこれに対抗しましたが、ローマの攻囲は順調で、続けてリンゴネスも陥落します。
そしてカエサルは南方に出ていたカドゥルシ族の鎮圧に向かい、最初の攻囲で2ダメージを与え、最後のカードで蛇の目以外なら陥落でした。しかしこれが蛇の目。ひどすぎる。今回はガリアのカードもカエサルと同じくらいで、カエサルは最後にクラッススの支援で少し支配を広げましたが、状況は好転せずカエサル苦しいまま。
第3ターン、カエサルのカードは悪くない。まず蜂起していた南西のサントネスを鎮圧し、根こそぎ辺りを破壊した上で南隣のカドゥルシも打倒。その間ガリアはカードが良くないのか、会議に影響マーカーを細々と貯め続けています。
南方を平定したカエサルは、最後3のカード2連続でケルティカを固めつつベルギカに向かいます。ガリアも会議内の影響マーカーを解放してベルギカの支配を固めましたが、カエサル最後のカードは「カエサルの栄光のために」。これでカエサル、レガーテ、ローマ軍団はベルギカじゅうに散ってガリアの支配を崩し、2統治VPを獲得です。ガリアは最後に血と婚姻で部族を増やしたものの、カエサルやっと少し戻してきたか。
第4ターン、ずっと来なかった戦闘能力2のレガーテがやっと登場。しかしカエサルには3のカードが無い。そのためカエサルはエリート能力を持つネルヴィー族を倒したものの、このターン攻略できたのはこれだけ。一方ガリアは3のカードが5枚もあり、カエサルがゲルマニアに行っている間に、ローマの支配地域を荒らしまくりです。
結局カエサル、ゲルマニアの2VPは得たものの、統治VPは0。この時期なのに合計で5部族倒して8VPだけ。カエサル厳しい。
第5ターン、ローマのカードは1が5枚の3が1枚で、ローマ用のイベントは1枚だけ。もうだめでしょ、これ。ガリアはケルティカの大量の部族をヴェルキンゲトリクスに統合し、ゲルゴヴィアを守るラビエヌスを追い払ってアルヴェルニ族を召喚。さらにこの強力な戦力を持ってカエサルに戦いを挑み、勝負を決めに来ます。カエサルは有利でなければ戦えないと、アエドゥイに回避。
しかしこのままにらみ合っていてもどうにもなりません。そこでカエサルは強行軍を使い、ビトゥリゲスの町を手始めにラビエヌスと手分けして付近の町を服従させて回ります。こうして敵の戦力を減らした上で、ヴェルキンゲトリクスに向けて進み、セノネスで彼らを包囲しました。これに対しガリアは救援軍を組織して反撃。ガリアは2コラム上回る戦力でほぼ互角の戦いです。

この戦いでカエサルはエリートを損耗させながらぎりぎり勝利。ただしエリート分カエサル側の損害の方が多いです。そしてカエサルは補助兵を受け取って戦力を少し補充したものの、要塞は次も陥落しなかったのでガリアは再度攻撃。カエサルはこれも撃退してようやく町を落としたものの、ローマ側の被害も甚大です。
そしてこのターンの得点ですが、服従と戦いに明け暮れただけのカエサルは、むしろ支配が減っていて0。カエサル、もう無理だ、現実を見つめろ。
しかしカエサルは現実から逃避し、気分のためだけに戦う最終ターン。こんな終盤だというのにカエサルは軍団をばらして冬営し支配を増やしていますが、軍団はぼろぼろ。そのためカエサルはナルボネンシスの支配を崩してまで大緊急補充し、軍を回復させます。
一方もう何があっても勝ちそうなガリアですが、念のため戦力を集めてブリタニアへの道を塞ぎます。これはもう強すぎてローマ軍を集めても戦えません。そこでカエサルはまた付近の町を服従させて回りますが、間に合うのか?
これによって戦力が減ったガリアは、アンビオリクスの軍をブリタニア前面に下げ、地域戦力で補強します。さらにガリアはケルティカ、プロヴァンシアでも活動し、統治ポイントも入らないよう念を入れます。
さあカエサル最後の現実逃避、ブリタニアにアベイムス!カエサルは2度に渡って立ち塞がるアンビオリクスと戦い、サイの目も良く勝利します。そして海も静かで無事海峡を渡り、最後の1アクションでぴったりブリタニア探索完了。満足満足。

「でもガリアの勝ちだよね?」
「いや」
「え?」
「減少したガリア部族の降伏と戦闘の損害で、部族を6個倒したから合計12個に達して2VP。ブリタニア2VPと合わせてちょうど12VPだ」
「えええー?」
ガリアはあまりにも調子よすぎて、何か数え間違いをしていたようです。
効率的な戦略を狙っても、やはりガリアの方も対抗策を取って来るので、ローマはうまく行く時と行かない時があります。どういう時にどういう手が有効か複雑でまだ良く分かりませんが、ローマにとって状況によっては有効な可能性のある作戦をメモしていきます。
・カエサルの6個以外の軍団は、Volcaeに1、Aeduiに1が定位置か?
・カエサルは基本的に中央連続攻撃で、よほど有効でなければ端の部族には手を出さない?
・ゲルマン部族とは基本戦わない?
・安定支配は狙わず、ケルティカをある程度支配したらベルギカへ行き、2統治VPや探索を狙った方が良い?
・5スペース以上のプロヴィンスやEburonesは、特別な理由がなければ支配しない?
・冬季移動は部族登場阻止よりも、VPや攻囲計画を優先して決める?
・可能な限りゲルマニアやブリタニアは早く行く方が良い?
・カエサルの攻撃方向は、どれだけ多く連続で攻囲や探索できるかで決める?
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