北、見た、負けた
カエサル:ロマゴルをまたY君とやりました。前回に続きY君がガリア、私がカエサルです。
第1ターン、ローマには最初から最優秀のラビエヌスが登場。ケルティカでカエサルは北、ラビエヌスは南を担当し、8枚中5枚が1のカードだったにも関わらず、ローマは順調に支配を確立します。
第2ターンガリアは、血と婚姻による結束(1部族が登場)や、臆病な人を励まし動揺する人を確信させたりして(ガリア部族のいる各地域で影響アクション)、影響を拡大していきます。しかしローマは、北極星のように揺るがない(実質4アクション)や、来た見た勝った(実質5アクション)などカードが良く、ケルティカとベルギカ両方の支配に成功します。しかもカエサルはゲルマニア入り口付近の要害も落とし、次ターンのゲルマニア侵攻準備も整って順調です。
第3ターン、ローマはベルギカの支配を維持しつつゲルマニア侵攻に成功します。しかしガリアはカエサルのいない隙にケルティカで反攻に出ます。元々ケルティカに出ていた5つの部族に加え、中心部のカリヌーテスとパリシーで部族が蜂起。さらにラビエヌスが離れた隙を狙い、南方のカドゥルキでドルイド僧が、ローマの影響を全て取り去ってしまいます。これによりローマの獲得VPはベルギカ支配とゲルマニア侵攻で3VPになり、累計は丁度目標の半分の6VPとなります。

第4ターン、ケルティカではさらにガリア人の蜂起が続き、8つもの部族が乱立します。ローマちょっと大変そうな状況になってきましたが、ブリタニア制圧を終えてカエサルが帰ってくれば、この程度何とでもなるだろうと、ローマは計画通りブリタニア侵攻を行います。しかしこれが2か所ともブリタニ−族の襲撃を受けてしまい、結局カエサルの軍団はブリタニアでこの年を終えることになります。そのためローマはケルティカでもベルギカでも支配を失い。このターンのVPはブリタニアの2VPのみ。ローマ、順調とは言えなくなってきた?
第5ターン、ヴェルキンゲトリクス登場。戦力を統合し、プロヴィンシア目指して突き進んできます。そしてアルヴェルニ族を召喚すると、ゲルゴヴィアに強力な要塞を築きました。カエサルはベルギカの支配を取り戻しつつ、全速でここに駆けつけます。そしてヴェルキンゲトリクスに迫るも、彼はさっと要塞に回避し、その後もカエサルから逃げ回ります。そしてその間にまたドルイド僧たちが、今度はベルギカのトレヴェリで、ごっそりローマの影響力を吹き飛ばしてしまいます。その結果ローマは支配と4部族の制圧でこのターン2VPとなり、勝利まであと2VPです。
最終ターン、ローマはあと支配で1VPとカエサル道の開通で1VPを取れば勝ちで、普通なら難しくないところです。しかし盤上にはケルティカに9つ、ベルギカに5つものガリア部族が待ち受けています。ガリア人の要塞が残っていると、ローマはその地域を支配できないので、攻囲に時間を掛けなければならなくなります。カエサルは電光石火の攻めを見せられるのか?
現在カエサルはベルギカにいますが、このままここを維持するだけでは、ガリアにアクヴィタニアを全て奪われて支配VPが入らなくなってしまいます。そこでカエサルは南下し、セノネスの砦を落とし、要塞から出撃してきたヴェルキンゲトリクスに襲い掛かります。

しかしやはりヴェルキンゲトリクスは回避に成功し、要塞に隠れてしまいます。
ここでヴェルキンゲトリクスが大軍と共に籠る要塞を攻囲しても、時間ばかりかかって間に合わなくなるので、カエサルは北西に転進し、ビツリゲス近辺のガリア支配を崩しに行きます。しかし攻囲も野戦も伴わない侵攻は、相手も同じだけアクションをしてただ取り合いになるだけで、一向に埒があきません。最後アクヴィタニアがもう大丈夫と見たカエサルは、再びベルギカに入ってここの支配を奪還しようとしますが、ぎりぎり支配地域同数でベルギカを支配できず、丁度1VP足りずにローマ負けです。
やはりローマはあと一歩なのですが勝てません。前回第3ターンになってからベルギカへ侵攻したら、ブリタニア、ゲルマニア侵入が難しくなったので、今回ローマは第2ターンにベルギカへ行くことにしました。それによって北方見聞には成功したものの、引き換えにガリア人の要塞をあまり攻められなかったことで、終盤の支配に苦しむことになってしまいました。ローマはもっとアクションの効率化を図る必要があるようです。ローマは何かを取ろうとすると何かを失い、難しい選択を迫られますが、それがおもしろい所でもあります。
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