ずっ独俺のターン
大きな公式ルール改定を適用して初のCATACLYSM (A second world war)です。ひたすら西側を刺激しないでおく必要が無くなり、この変化にどう対応するか。今回はY君が民主陣営、子供が共産陣営、私がファシスト陣営です。
33年、アメリカにプレッシャーを与えられなくなったので西側は静か。ドイツ、ソ連は再軍備に入っただけ。イタリア、日本も何もしない。
35年、西側はパリ要塞完成、ファシストは独伊同盟成立。でもやっぱり静か。
37年、ドイツは外交攻勢を開始し、ベネルクス、チェコ、スウェーデンを傘下に加えます。ソ連もポスチャーを集団安全保障(外交に有利)に切り替え、ルーマニア等に外交戦を繰り広げますが、目が悪く全て失敗してしまいます。とここでポーランドがイベントによりフランスの影響下から抜け出し、これによって独伊のVPが英仏を上回ってステイタスクォーが終了。これを受けてついに西側も再軍備を開始します。イタリアはどさくさにアビシニア侵攻に成功。そしてドイツは戦車の開発に失敗したままターン終了。
39年、ドイツは動員状態に入りますが、戦車が来ないまま攻勢を引いてしまいます。やむを得ず戦車無しでポーランド全力侵攻。そしてやはり失敗、ポーランドはイギリスの傘下入り。なおも戦車開発に失敗し続けるドイツは、また攻勢を引いてしまい、またも戦車無しでフランスに宣戦(泥縄)、イタリアは同盟離脱。ただフランスもパリを守るためロレーヌを空にしていたので、ドイツはそこを占領して、残るアクションでポーランドを再攻撃し、今度は運良く占領します。

そしてここからはドイツの外交手腕が冴えわたり、ルーマニアとユーゴまでも獲得します。ソ連も引き続き外交を続けましたが、やはり全く成果が上がらず。ドイツは最後の最後でようやく戦車を開発してターン終了です。なおこの年日本の支援を受けた中国国民党が内戦に勝利しますが、その後いくら日本が傘下入りを呼び掛けても決してなびくことはありませんでした。
41年に入ると、ドイツはまず獲得した大量の限定資源を放出して生産上限の8と戦時攻勢の6を受け取り、さらに最初のアクションで総力戦に突入して、攻勢数を上限の8個にまで持っていきます。このゲームのフランスは、パリに要塞を造られるとなかなか降伏させられないのですが、総力戦8回の無限とも思える攻撃はさすがに食い止められません。フランスはついにプロヴァンスを残して占領され、最後はホームフロントに負けてフランスはドイツに下ります。
しかしこの戦勝にも関わらずドイツはホームフロントで大厭戦機運が高まり、体制が一気に不安定状態になります。イギリスはこのチャンスを逃したら勝てないと、手薄だったルールに戦車で上陸しますが、ぎりぎり足りず撃退されます。なんとか崩壊を免れ防御態勢を固めなおしたドイツは、残る攻勢で空母部隊を完成させ、イギリス攻撃を開始します。

ドイツはまず北海での海戦に勝ち、そのままロンドン上陸を仕掛けますが、ロンドンは要塞で守られており、イギリスが1の目を出さない限り一発落ちはありません。結局すり減らしても補充されるの繰り返しで、アシカ作戦は失敗に終わります。日本、イタリアは完全に自国警備員と化し、することはドイツへの旗貢ぎくらい。ソ連はドイツ国境に戦力を整えつつあり、来年は動きがあるかもしれません。
43年、ポスチャーが集団安全保障のままだったソ連は攻勢を買えない事が発覚し、攻撃できません。もっともドイツは万全の戦力と攻勢で備えており、この年アメリカは参戦できないので、ソ連だけで攻撃しても勝てる見込みは薄かったでしょう。ドイツは最後の反撃に備え要塞の建設を始めます。イギリスは反撃の足掛かりにとノルウェーに上陸しますが失敗し、逆にドイツに与えてしまう始末。ドイツはさらにデンマークとハンガリーも占領します。

そしてついに最終45年、アメリカはホームフロントの失敗に右往左往するばかりで参戦できないことが決まったので、ソ連はもう単独でもドイツに宣戦布告します。ポーランドのドイツ主力と決戦に臨みますが、なんとソ連はピンゾロを出して空軍壊滅。あっさり撃退されます。

その後もパージ態勢のソ連では攻撃がうまく行かず、イギリスも空母を持たないのでドイツ空母を破ることができず。もうドイツ侵攻などできそうもないので、ファシスト勝利で終了としました。
開戦前にアメリカに貢げないとなると、フランスが防御を固めてきて普通では降伏させるのが難しいと思われたので、ドイツは開戦までにできるだけ多くの資源を確保し、集中使用する戦略を取りました。その結果自由なゲームの割にドイツはかなりヒストリカルなラインとなりました。一方日本、イタリアについては全く何もさせず、参戦度すら上げなかったので、結局アメリカは参戦できませんでした。「日本、イタリアが足を引っ張らなければ、ドイツ勝ってたんじゃない?」という説は、このゲームでは十分あり得るようです。
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