ヒドラの躓き
 
 Eclipseを前回と同じルールで、前回使わなかった宇宙人でやります。下の子がプランタ、上の子がヒドラの発展、私がドラコの末裔です。

 第1ターンは、どちらも探査に優れた能力を持つプランタとドラコが植民で先行します。第2ターン、プランタは戦艦、ヒドラはクルーザーで内周星系の古代艦隊を倒します。
 第3ターン、プランタはさらに古代艦隊を倒し、古代のソースとドライヴが揃います。一方ヒドラは進化採掘で資源生産を増やすものの、古代艦隊との戦いに敗れクルーザーを失います。第4ターン、今度はプランタが古代艦隊との戦いに負け戦艦を失いますが、オービタルを建設して生産力ではトップを維持します。ヒドラはさっき敗れた古代艦隊を倒し、ドラコは戦艦2ユニットを建造します。
 第5ターン、ドラコはフュージョンソース、プラズマ砲、ガウスシールドを搭載した戦艦で銀河中心占領に成功。プランタも2ユニットの戦艦を建造して古代艦隊2個の内周星系を占領し、古代のシールドを獲得します。遅れ気味のヒドラは、生産系の技術を開発して必死に追いすがります。
 第6ターン、プランタはダブル反物質砲、強化船体、古代のパーツ群で武装した戦艦2ユニットで、ドラコの支配する銀河中心を攻撃します。ありえない強さのプランタ戦艦にドラコは歯が立たず、銀河中心はプランタの手に移ります。しかしヒドラもその隙をついて、プランタの支配星系を一つ奪取してしまいます。

 第7ターン、プランタは艦隊を増強、ドラコは影響アクションで中立星系に支配を拡大、ヒドラはタキオンソースとグルーオンコンピューターを開発します。第8ターンも、各陣営は艦隊を増強し、武装・技術を強化して最終決戦に備えます。そしてヒドラはグルーオンコンピューターで強化されたクルーザーにより、また一つプランタの星系を奪います。
 そして最終ターン。ヒドラはグルーオンコンピューター2基と反物質砲1門を積んだ新型戦艦で銀河中心に突入。プランタの艦隊を打ち破って銀河中心から追い出します。しかしヒドラも兵站上大変な無茶をして侵攻したため、ディスクが残っておらずそこを支配することはできませんでした。

 そしてVP計算。ドラコは残存古代艦隊5個を加えて25点、プランタは名声点が高く27点、ヒドラは技術点、名声点が共に高くて35点となり、ヒドラの勝利となりました。
 今回も前回に続き、全員が中心を含めたあちこちで衝突するおもしろい勝負になりました。序盤に躓いたのでヒドラへの注意がそれてしまいましたが、高い技術力で後半伸びやすいのに気を付けるべきでした。元ルールほどは中心の先取が重要ではないので、前半から国境紛争にも気を配れば、ヒドラのバランスルールも丁度いいようです。

 しかし後日ドラコを含む3人で3回やってみましたが、探査競争をしてくれるプランタがいないと、ドラコが序盤に伸びすぎてどうにも止めようがありませんでした。序盤のドラコは、必要な時だけ影響を行う以外、できるだけ中心に近い所で探査だけしていると、物凄いペースで収入が増えて、埋めようがないほど差がついてしまいます。ドラコについては、ディスクを2枚減らすべきでしょう。
 逆に地球人は戦闘の弱さで拡大が遅れやすく、後半伸びる要素もなくてやや弱いので、何か少し強める必要がありそうです。
 
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