日露大戦
かさいさんと日露大戦をやりました。かさいさんは数回のプレイ経験がありますが、私は初めてです。私は日本を持ちました。
まず最初のカードで征露丸を引いてしまいましたが、初めてということで引きなおさせてもらいました。そして最初の攻撃は見事攻撃側退却。日本軍の一部は前に向かって退却します。カードフェイズでは全部使って旅順付近の港に2個、中ほどの港に1個部隊を上陸させます。
次のターン、前に向かって退却した部隊と中ほどに上陸した部隊のおかげで、前線のロシア軍は包囲殲滅されます。このロシア軍は戦略移動を使って逃げるべきだったのかもしれません。日本はその後しばらくフルにカードを引き続けて可能な限り増援を上陸させていきます。そして割といい時期に源太郎ちゃんが来て、ロシアの退却逆転カードも28センチ砲で粉砕し、順調に旅順を落とします。
ロシアはカードに戦意を1つ使った上に、1のみのチェックを1回失敗したので、この時点で戦意は2になっていました。ロシアは山の線を死守しようとしますが、ヨーロッパ師団が到着しないのが苦しく、+5攻撃を2連続で受け、しかもEXを出さない限り2つめは包囲攻撃になるピンチに陥ります。ところが戦闘の結果は両方EX!あああ乾坤一擲の攻撃があ!
とはいえ、士気チェックは両者失敗でロシアの戦意は1、日本の戦意は2になったので、後は遼陽を取るか士気チェックを失敗させれば日本の勝ちです。ところがここでロシア軍は驚愕の総反撃を試みます。まず1/2の確率でDRを出し、これをDEに変えるカードで1箇所撃破されます。さらに2ヘクスの戦闘後前進ができるカードでもう一つの戦闘を包囲攻撃にしようとします。幸いこれは残しておいた前進阻止カードで食い止めます。しかしロシアは追加移動でさらに残った部隊を包囲してきます。
優勢だったはずなのに、右翼が相当危険になってきた日本軍。このターン中に勝負をつけたい所です。ロシア軍は反撃のため、直接入れないとはいえ遼陽を空にしていました。そのため遼陽の西の部隊を撃破すれば、川を越えて回り込んでいた別動隊が、追加移動を使って遼陽に突入して勝てます。その確率2/3。
しかし無情にもこの攻撃はDRに終わり、遼陽に逃がしてしまいます。こうなったらこのターンに全てを賭けるしかありません。追加攻撃を発動して、前進によって包囲したロシア軍を撃破して、ロシアの士気チェック失敗の確率を1/2に高めるとともに、前進した部隊だけで遼陽を攻撃し、1/3の確率での占領を狙います。
そして最初の包囲攻撃は無難に成功し、いよいよ遼陽攻撃。今度は不利な確率を乗り越えて見事成功し、遼陽を落として日本の勝ちとなりました。
ヘクスの作戦級はめんどうくさくてほとんどやらない私ですが、このゲームは簡単にできて楽しめました。ノーリトリートに似たシステムですが、注意してやればひどすぎるイベントはそう頻繁には起こらず、適度なゲーム性だと思います。日本軍は前半力押しもできる上、カードが来れば突然包囲攻撃をできたりするので、ロシア軍は神経質なくらいに早めの撤退をし、その分戦意はカードには使わない方がいいのかなと思いました。
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