新・戦国大名
 
 さくらいさん、かさいさん、Y君、と私で、新・戦国大名をやってみました。
 序盤やることは決まっていて、皆隣国の中立勢力を買収して国を広げていきます(本当に戦国?)。しばらくして国がだいたい埋まってくると、Y君はさくらいさんに侵攻を開始します。私は隣接するかさいさんとY君両方と同盟を結んでいます。
 このままだとY君がさくらいさんを打倒してしまいそうな勢いなので、かさいさんはY君に侵攻し、さくらいさんも反撃を開始します。必然的に最終ラウンドころには私が一人勝ち状態になります。
 これを見たかさいさんは全員で私の本国を攻めることを提案し、皆が乗ります。このゲームは移動力が無限の上に、同盟すれば他人の領地を通れるので、どこにでも行けます。
 越後には私の10戦力が居り、私はさらにもう10戦力を持ってくることは可能です。しかし3人が10戦力づつ持ってきて、10戦力2回の攻撃で私を10戦力以上減らすのは容易で、そうすると越後の支配が崩れて、それより西が全て補給切れになり(=勝利条件対象から外れる)私を最下位にできることが分かり、そこで終了としました。

 このゲームではカード獲得により、いろいろな能力が与えられます。しかしどれを持っても戦略が変わる訳ではなく、できることは序盤が中立勢力の買収、その後も軍備増強か、力押し戦闘だけで、戦術を駆使する余地はあまりありません。
 また戦闘は両軍同じような損害を受けることになるので、多対1でないとあまり成果が上がらず、逆に1対多になったら打つ手がありません。
 そして移動力は無限、同盟国の領地通過自由、本国と繋がらない領地はVPの対象にならないというルールのため、「無制限最後だアタック」によってどんな優勢な人でも簡単に最下位に落とせます。これはもはやゲームではなく、最終ターンの勝者(敗者)投票をしているにすぎません。その結果、システムは一見おもしろそうですが、いろいろなカードやルールが、あまり生きていないように思えます。
 このようなゲームを好む人もいるのかもしれませんが、残念ながら私にはおもしろさを感じることができませんでした。
 
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