チョクトー・メジャキャンコンボ
 
 For the Peopleを今度はY君が南軍、私が北軍で。


 第1ターン、南部の鉄道はガタガタしたものの、この時期ではまだそれほど大きな影響はありません。北軍は東湾岸海域を封鎖しました。
 第2ターン、南軍は最初にキャンペーンで東部の部隊を首都に引き揚げます。すると北軍は後番を生かして、最後にメンフィス占領。
 第3ターン、南軍の逆襲を受けそうになったメンフィスのバーンサイドは、遥々モービルまで遠征し、北の海軍はフィリップ/ジャクソン要塞を占領しました。一方南軍もケンタッキーの占領に成功します。
 第4ターン、南軍はリーの軍をワシントン直撃可能なぎりぎりの位置で作り、マクレランを東部に引き付けます。その上でケンタッキーにミシシッピ河を渡る砦を築き、リーは西へ大馬返し。鈍足のマクレランでは追いつけません。そして最後にマイナーキャンペーンを使ったリーは、インディアナとオハイオへの侵攻に成功しました。一方北軍はバーンサイドでレッドリバー戦役に成功し、アナコンダプランとシップアイランドで封鎖を強化して食い下がります。
 このゲームでは史実と違って、砦のある所に迎撃するのでなければ、マクレランがリーに十分な確率で勝つのは難しい(それでも他のゲームに比べれば、マクレランの評価はましな方ですが)。そのため第5ターンには、南軍が北部3州侵攻に成功してしまいます。北軍はアーカンソーで侵攻し、テキサスへの上陸にも成功しますが、戦意差は急速に悪化し、持ちこたえられるのか。


 第6ターン、北軍はアナコンダプランを再発動し、封鎖レベルは最大の5で、上陸レベルも2。しかもカードは3が6枚2が2枚ととんでもなく良い手で、イリノイで逆襲し、フロリダ脱落の形も整え、残したマイナーキャンペーンでどんな状況にも対応できるはず。これでなんとかサドンデスは回避できたか?
 ところが最後の2枚となったところでインディアンが南部に味方し、丁度マイナーキャンペーンを捨てられてしまいます。しかも南軍はそれに加えてメジャーキャンペーンまで持っていて、最後に一方的な4連続アクション。こんな凶悪コンボ食らったら作戦も何もない。南軍は楽々全てを取り返して、サドンデス達成です。


 今までもたまにありましたが、決定的な局面でのカード減らし+メジャーキャンペーンは、一気にゲームを壊してしまいます。1人のプレイヤーが1ターンの間に、インディアン/鉄道悪化とメジャーキャンペーンを併用するのは、禁止した方が良いかもしれません。
 ただそれを別にしても、3州を連続で支配されると北軍は苦しく、リーに振り回されるとマクレランは侵攻を止め切れません。そこでサドンデスを防ぐため、北軍は侵攻を2州まで許容してでも、それ以上の侵攻を食い止める手が考えられます。
 具体的にはFrederick MD, Chambersburg PA, Dayton OH, Cincinnati OHに砦を置き、マクレランはリーの移動に対応して、Gettysburg PAとColumbus OH(1アクションで行き来できる)のどちらかに置きます。これならリーが2ターン掛けてシフトする間に、マクレランは作戦キューを使ってでも1回移動すれば良く、3州侵攻もワシントン攻撃も両方防げます。
 リーがウェストヴァージニア経由でペンシルヴァニアに侵攻することも考えられますが、補給に不安があるので、普通は安全に西部での2州侵攻を選ぶのではないでしょうか。ただこの方法は、リーが来るまでの短い期間で、砦を4つも築くのが少し大変です。



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