Lee VS Buell
For the peopleの第3戦。私は南軍、Y君が北軍です。選択ルールは使いません。
第1ターン、北軍はまず最西部の港サビンシティーに1戦力で上陸します。こことニューオリンズを押さえられると、いきなり西湾岸海域を封鎖されてしまうので、南軍はプライス将軍にフランツシーゲルを使って奪還します。結局北軍はフィリップジャクソン要塞を占領したにとどまります。
第2ターンから3ターンにかけて、南軍は戦力も大した指揮官もいないので、あまり大きな動きがありません。東部では兵をリッチモンドに引き揚げてジョーおやじの北バージニア軍を作り、西部ではミシシッピ以西の南北入り口を固める以外は、主にイベントで兵力や戦意を少しづつ稼ぐだけでした。
それに対し北軍は2ヶ所からフロリダに上陸し、ここを南部から脱落させてしまいます。この時期の南軍にはそれを阻止できる力はありません。
第4ターンになると南軍待望のリーとフォレストが登場します。北軍の兵力配置を見て、東部はジョーで守れると判断した南軍は、このターンの将軍と兵力をマップ中央にあるアラバマのDecaturに置き、広範囲に睨みをきかせます。
テネシー軍を編成した後、しばらくイベント等で様子を見ながらフロリダの北軍を牽制していたリー将軍ですが、ターン半ばに突如北上を始めます。そしてケンタッキーを縦断し、北部州への入り口ルイスビルを押さえていた北軍守備隊を撃破し、南軍はケンタッキーの支配を確立します。
第5ターンにはジャクソンとロングストリートが登場し、それぞれ東部と西部に別動隊として配置されます。フロリダからの北軍の侵入の手は、徐々に重要都市に迫っていますが、南軍はそれに振り回されるより、リー将軍で北部へ侵攻する戦略を選びました。
これに立ちふさがったのは、前の戦争でジャクソンを撃破した英雄、ブエル将軍です。ブエル将軍は兵を最大に集めて軍を作り、オハイオ川北岸でリー将軍を待ち受けます。
そしてついに最初の決戦。互いに大きな損害を出したものの、リー・フォレストのすばらしい連携で、南軍は勝利を収めます。しかしブエル将軍は冷静に撤退し、増援を集めて再び決戦の準備を整えます。
多少兵力の損耗はあるものの、戦闘には差し支えないと判断したリー将軍は、攻撃を続行します。しかしブエル将軍は秘策を用意していました。おとりを使ってフォレスト将軍の騎兵隊を本隊から引き離してしまったのです。これにより目を失ったも同然となったリー将軍は、善戦もむなしく敗北しました。
もはやはっきり戦力不足となったリー将軍は、やむなくケンタッキーに引き揚げ兵力の補充に努めますが、その間にブエル将軍は砦を築いて北部への入り口を固めてしまいます。
しかし例の秘策のために北軍はカードを消費してしまったので、ターンの終わりに南軍は連続して行動できます。砦に篭るブエル将軍を破るのに成功すれば、そのままインディアナの支配を崩して大きく戦意を稼ぐチャンスです。リー将軍はこの賭けに乗り、卓越した指揮でみごとに作戦を成功させました。
第6ターンの始めには、戦闘の勝利や州の支配、さらに地道なイベントにより、南軍は戦意でだいぶ優勢になっていました。しかしジョージアの重要都市には北軍が迫っており、次のターンには北軍にグラントが登場します。南軍としてはこのターンで優勢を決定づけたいところです。
北軍はまずジョージアの重要都市に侵入します。この一帯を失うと大きく戦意を失ってしまうので、南軍はついにロングストリートの軍団で反撃に出ます。能力のはっきり違う北軍の将軍ではこれに対抗できず、北軍の南からの攻撃は食い止められます。
そうしている間に南軍はついにミズーリ州の支配にも成功し、北軍は敗北の危機に陥ります。そこで北軍は最後の頼みのブエル将軍に攻撃の命令を出します。リー将軍が戦力補充のためにルイスビルに後退しているの見て、ブエル将軍は迎撃を受けないようバーノンへ向かい、インディアナの奪回を狙います。
しかしそれに対して今度はリー将軍が秘策を用意していました。作戦的集中移動です。これによりブエル将軍は奇襲的迎撃を受けて撃退されます。結局この戦闘が最後の止めとなり、南軍はこのターンの終わりに自動的勝利を達成しました。
今回南軍は、カードが良かったり封鎖の効果が上がらなかったせいもありますが、戦意に関するイベントを全て実行したり、勝てる大規模戦闘に作戦を絞ったのが、勝利につながったと思います。これで南軍も十分勝てることが判り、次回が楽しみとなりました。
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