本当の能力を見せる時が来た(後篇)
マクレラン、グラント、シャーマンの戦闘評価と特別能力を妥当なものにしてやってみたFor the Peopleの続きです。
前篇
第7ターン、グラントはやって来ましたが、騎兵が2つしか無くて3つ目の軍を作れない北軍は、ここからどうすればいいんだろう。グラントをポトマック軍の司令官にして、リッチモンドを攻撃し、ヴァージニア軍に損害を与えるか。あるいはリーとマクレランが対峙している西部で軍団を率いさせ、側面から南部に侵攻していくか。
しかし今回のゲームでは、前半に南軍に増援カードが多く来た上、北軍は封鎖を1枚しか引けておらず、しかも大きな戦闘があまり起きていないため、いつもより南軍の戦力がかなり多くなっています。そのためどこを攻めても、あまりうまく行きそうに見えません。
そこで南軍はグラントを東西の間に出し、まずポトマック軍でウェストヴァージニアに散らばる南軍をオーヴァーランします。そして残った南軍がリッチモンドに引き揚げた後、グラントはリーの軍の補給を切りに、ケンタッキーへ侵入しました。これがうまく行けばリーの軍は補給切れになる所でしたが、ペンバートンが1のみの迎撃に成功してしまい、補給切れで攻撃したグラントは撃退されます。その後グラントはジャクソンの反撃を受けて撃破され、次のターンまで活動不能になってしまいました。
こうなると何もできない北軍は、幸い豊富だったイベントを使い、エリートユニット、テネシーの反乱、8戦力の増援を受けます。そして最後にテキサスへ上陸しますが、攻撃は失敗に終わりました。南軍はイリノイ侵攻を維持し、状況は良好です。
第8ターン、こんなことを繰り返していられない北軍は、ポトマック軍の司令官を無理やりグラントにすげ替え、リッチモンド強襲を繰り返すことにします。変更ルールによる戦闘敗北の戦意変化半減を利用するものです。すると南軍はジャクソンに兵力を持たせて、東部の応援に向かわせました。これが届いてしまうと、戦力が多すぎて何度攻撃してもリッチモンドを落とせず、いくら軽減されるといっても、戦意の劣勢が大きくなり過ぎます。
しかし北軍はジャクソンが離れたこの機会を狙ってマイナーキャンペーン。まずマクドゥエルがリーの補給を切った上で、マクレランでリーに攻撃します。そしてさらに騎兵の分離を出して勝率を3分の2に上げて、リーの軍をイリノイから叩き出しました。さすがマクレラン。ただ大規模戦闘勝利による戦意の変化は半分なので、戦意はそれほど好転しません。しかも元々リーの軍は最大戦力あったので、1戦力差の勝利くらいでは追撃できるほどリーは弱ってもいません。
結局北軍の勝利はここまでで、あとはイリノイを平定してターンを終えます。しかし南軍は、騎兵の分離で北軍のカードが減ったことにより、最後はダブルアクションになっています。それを利用してオハイオ侵攻に成功し、このターンもまた戦意を稼いでしまいました。
やはりこれだけ南軍の戦力が多く、増援もあまり減っていない状況では、北軍はどうやっても南軍を崩せず、大規模に侵攻するのは困難です。そのため今回のゲームはここで北軍投了です。

確かに今回は南軍が大量の増援カードを引けた上、封鎖もあまり出ず上陸もあまりできずで、後半かなり南軍が戦力的に強い状況でした。それならこれが普通の状況なら北軍はもっと侵攻できるのか、それでも難しいのか、次回また試してみます。
今回北軍は、カード無しにはマクレランでリーを攻撃しませんでした。しかし考えてみれば、勝率と戦意損失が厳しい大規模戦闘ではなく、わざと戦力を減らして中規模戦闘にすれば、戦意損失のリスク無く互角の攻撃を仕掛けることができます。そうすればもっと早くリーをイリノイから叩き出せる可能性があり、悪くないキルレイショーで南軍の戦力をすり減らして、もう少し状況を改善できるでしょう。
しかしもし次回やってみても、なお北軍が後半勝ちにくいということであれば、さらに他の歴史的におかしい所を直すことも考えます。これらはグラントとシャーマンを強くし過ぎて崩れたバランスの帳尻合わせとして、意図的に捻じ曲げられていた可能性があります。
・第7ターンの北軍の増援に騎兵を1つ加える。
史実では1863年に北軍が、東部で1つ、西部で2つの軍(グラントのテネシー軍とローズクランズのカンバーランド軍)を持っていたので、北軍に騎兵が2つしかないことで実質2個軍しか使えないのはおかしいです。実際この時期グラントのヴィックスバーグ攻撃を、グリアーソンの騎兵が支援していました。
・ジャクソン、フォレストの防御修正を1ずつ減らす。
ジャクソンやフォレストの能力がリーと同じというのは、さすがに過大評価ではないでしょうか。
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