ヴァージニアへの猛攻
改正For the People (GMT初版ベース)を、今度は子供が南軍、私が北軍でやります。前回の結果から、戦意変化半減の効果を(マクレランのも含めて)端数切り上げとし、グリアーソンの攻撃修正を2から1に下げます。
またバランスの崩れやすいカードを、以下のように修正しました。
・相手のカードを減らすカードの使用後、キャンペーンはマイナー1枚だけしか使えない。
・Ambushで他のSPと一緒にいる騎兵は、死亡せず次ターンに戻って来る。
第1ターン、北軍は封鎖が2段階上がった上、上陸2回で西岸を封鎖して非常に好調です。南軍も3戦力の増援を得て、リッチモンドに軍を作り、悪くありません。
第2ターン、ミシシッピ河の入り口が開いているのを利用して、北軍はレッドリバー戦役でテキサスへの連絡線を切りました。しかし南軍はメジャーキャンペーンを利用して、連絡線を回復したばかりか、ケンタッキー州の支配まで獲得しました。
第3ターン、北軍はさらに封鎖を1段階上げ、東岸海域も封鎖しました。一方南軍は西岸の港を奪還した上、ケンタッキーに砦を置いて、次のリー北侵の準備を整えます。

第4ターン、ケンタッキーに登場したリーは、軍を作ってイリノイに侵攻します。ヴァージニア軍があるのに、騎兵無しのポトマック軍を残して、マクレランが西部に行くのは不安です。北軍はマクレランの軍を東部に温存し、イリノイでは2戦力軍団を並べて凌ぎます。南軍は追加増援を獲得しましたが、後半の戦いも考えて消耗を避け、イリノイ1州の侵攻に留めました。
第5ターン、南軍は積極侵攻よりも、戦力温存による後半の持久に重点を移します。エリートや戦力の増援を受け、北軍には損耗も掛けました。一方北軍は騎兵が来てマクレランを動かせるようになり、南部鉄道の老朽化で最後番も取れたものの、3のカードは外国の介入を含めて2枚しか無かったので、最後のカードでやっとマクレランがリーに中規模攻撃を掛けた程度です。しかしリーはここでも戦力温存を優先し、回避でケンタッキーに下がって、北侵は1ターンで終了しました。
第6ターン、戦力が豊富な南軍は、西部をリーとジャクソンの2軍態勢で固く守ります。また海側も南軍は鉄甲艦やハンレー潜水艦で固めており、上陸修正0の北軍は手出しできません。両軍とも次のグラント登場に備えた動きが中心になり、南軍は増援獲得、北軍はウエストヴァージニアからヴァージニアにかけて、支配スペースを増やしました。

第7ターン、グラントとグリアーソンが登場しますが、西部にはリーとジャクソンがおり、グラントは前回より消耗戦能力が弱められています。これはどう攻めればいいのか難しい。北軍は悩みましたが、西部の防衛をマクレランに任せ、グラントは前ターンに下地を作った東部へ出すことにしました。そしてカードを開けてみると、1のカード4枚で3のカードは奴隷解放宣言1枚のみ。グラントを西部に出していたら、マクレランが全く動けず、行き詰まっていたでしょう。
しかし東部に出ても、いきなりリッチモンドを落とせるわけではありません。そこで北軍はヴァージニアの支配を含みに侵攻します。既に幾つか都市を支配している上、こちらを守るジョー・ジョンストンは、攻防どちらでもグラントと同じ能力になるので、グラントは戦闘で必ず3人目の指揮官を使えてやりやすいのです。グラントは着実に支配を広げ、隙を突いて南軍の小戦力に補給切れで攻撃を掛けて、奴隷解放宣言も果たしました。
そして最後に北軍はヴァージニア15スペースを支配できる形にし、南軍は2つ以上奪還しないとヴァージニアが脱落します。これをヴァージニア軍で阻止すると、このターン中に戻って来れず、次ターンにリッチモンドが落ちてしまいます。そこでロングストリートが6戦力で向かいますが、戦力修正の付かない2つ目の戦闘に負けてしまい、ヴァージニアは北軍支配となりました。
第8ターン、グラントはロングストリートを攻撃し、回避も許さず勝ちました。続けて背後に戦力を回り込ませてリッチモンドの補給を切り、補給切れ攻撃による損失を南軍に強要します。そしてグラントは、ロングストリートに騎兵を送り届けようとした救援軍団もまた捉えて撃破。さらにヴァージニア軍への直接攻撃にも勝利した上、リッチモンドへ進むとジョー・ジョンストンは迎撃に失敗。ジョー・ジョンストンはすぐさまリッチモンド奪還を仕掛けますが、これにも敗れてしまいました。このターンは迎撃、回避、戦闘でことごとく南軍の目が悪く、リッチモンド陥落と大規模戦闘勝利の連続で、北軍の勝ちです。

8ターンの目があまりに偏ったため、最後は北軍圧勝のように見えますが、戦力の多い南軍を攻めるのは容易でなく、普通なら悪くないバランスだと思います。ただ西部がかなり固かった反面、東部が少し薄かった感はあるので、グラント登場までには東部にももう一人騎兵を送っておいた方が手堅そうです。
2006年改訂のようにForward to Richmondを陰謀カードに改悪するなどということをしなくても、指揮官の能力を正しくすれば、自然とヴァージニア侵攻が戦略的選択肢に入ってくるのです。歴史上の過ちを強制的に繰り返させるのは、誤ったウォーシミュレーションです。
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