第一帝国の逆襲
宇宙帝国マルチウォーゲームの金字塔Gateway to the starsを再びプレイしました。メンバーは初プレイのあだちさんと、杉さん、さくらいさん、かさいさん、私の5人です。
今回はどの帝国も冒険をせず、最初は星探艦を建造する。そして我々以外の国は順調に植民に適した星を見つけた模様。
しかし我が帝国が見つけた最初の2星系は、ともに住みにくい所であった。しかたなく2つ目の星系に2つの調査船と星探艦で降下する。するとなんとそこは失われた第一帝国のホームワールドであった!歓喜に涌く乗組員たち。遺跡に残るすばらしい発見の数々。我が帝国の未来はバラ色に輝いているように見えた。
しかし調査を進めている最中にそれは起こった。眠っていた帝国の防衛システムが突如動き始めたのだ。想像を絶する攻撃力。惑星調査のエキスパートからなる調査船2個艦隊は、大抵の事態に対処できる能力を持ち合わせているはずだった。しかしその彼らがなすすべもなく星探船もろとも全滅してしまったのだ。
それまでの調査結果はすでに持ち帰っていたものの、現時点での全艦隊を失った。後から考えれば、調査船2個では危険星系の調査に必ずしも十分とは言えず、戦闘の当初1度だけイニシアティブを取れた時に後退しておくべきだった。後退してもそれまでの3つの発見の入手に影響はなく、4つ目の発見を逃すだけで済んだのだ。
これにより他の帝国から大きく遅れを取ることとなったが、落胆ばかりもしていられない。急いで探査艦隊の再建に入る。第1帝国からの発見は有用なものが多く、追い付くことは必ずしも無理ではないはずだ。
その後宇宙では熾烈な探査植民競争が繰り広げられ、その中でカサイ帝国とアダチ帝国が多くの発見に成功し優位に立った。特にカサイ帝国は6個もの調査船団を作り、かなり有利に調査に成功していたが、途中無理をして星探艦無しで未探査星系に調査船2個を送り込み、それが全滅するというアクシデントに見舞われていた。そしてこの二国は技術交換により、1つ少ない植民船団の派遣で植民できる(ただし最低でも2個は必要)という植民技術の開発まで成功した。これで勝者はこの二国か?それともどこかが逆転に成功するのか?
迎えた最終ターン。運命の女神は、逆転のチャンスを皆に与えるためであるかのように、この二国の移動を先にした。もちろん金を払って後番になることもできるが、先手で足止め艦隊を先に送り込めるメリットもあるので、どちらも変更を行わなかった。そして二国は足止め艦隊や調査隊の派遣などを行う。
次は我が帝国だが、出遅れにより国が十分広がっておらず、逆転のチャンスをつかむため全く戦闘艦を作っていなかった。しかもカサイ帝国は状況から攻撃されることを警戒して、要所要所にスターベースを作り守りを固めている。そのためカサイ帝国への攻撃はできず、まず2ヶ所への植民を行う。そして足止めを兼ねて派遣されたアダチ帝国の調査艦隊を、全調査船を結集した艦隊で撃破し、同時に星系の調査にも成功する。
続いてスギ帝国もカサイ帝国への攻撃を狙うが、距離的に有効な攻撃を行えない。結局可能なアダチ帝国への攻撃をして終わる。
そして結果はやはりブルー宙域で周りがやや広く、発見でも植民でも得点をのばしたカサイ帝国が、「成功」で勝利。そして植民と独立勢力の発見で点を稼いだスギ帝国と共に、点数の高い思想分野で4つの発見に成功したわが帝国が「十分」でそれに続いた。このゲームは植民第一かと思っていたが、近隣の星系の状況次第では、技術発見を第一にする戦略も十分可能なようだ。
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