元老院の目
かさいさんとの対戦で、私がカルタゴです。AHルールで10戦力頭打ちルールです。
第1ターン、ハンニバルのアルプス越えは6で4CUを失う。冬のアルプスはやはり厳しかった。しかも現地補充用に残しておいた3のカードも、伝令捕獲で1枚奪われる。パパピオの強行軍攻撃は回避に成功するものの、状況はかなり苦しい。
第2ターン、ローマにはファビウスが登場。さらに危険になる。幸い2枚のガリア増援を引き当て、疫病で2ユニット失うもののハンニバルは10ユニットまで回復する。
時は来た。ガリアでこちらを牽制するファビウスに対し後ろに回って攻撃を仕掛ける。ファビウスは迎撃に失敗し、逃げ道を失う。ハンニバルは互角の枚数から像の制御に失敗し1枚失ったが、戦術の冴えを見せ見事ファビウスを討ち果たす。
第3ターン、そこからハンニバルとジスコーネはキャンペーンでサムニウムに侵入し、一気にここを支配する。そしてエトルリアにも侵入する。攻城戦兵器も欲しかったが、ここは夢を追わずエトルリアの支配を優先した。
第4ターン、これ以上の拡大は許さずと立ちはだかるパウルスに、ハンニバルは敢然と挑む。二重包囲一撃、二撃。パウルスはしっかり受け止め反撃してくる。だが3度目のイニシアティブを得たハンニバル。二重包囲はもう無かったが、敵も既に予備を出し始めていたので、潮時と見てマーバル騎兵を突入させる。パウルスは虚を突かれて反撃できず、続けて繰り出した探り転用による四枚目の二重包囲が勝負を決する。全滅は免れたものの、パウルスは兵の半数を失って潰走した。
これでローマはイタリアを守る術を失った。ハンニバルは南下してネロを倒しながら支配を広げる。パウルスは海を渡って半島のつま先で残存兵力を統合し、最後の防御を試みる。そして迎えた第5ターン、よりによって元老院はここでパウルスを解任し、ロングスを後任に据えた。もはやハンニバルに抗する望みを失ったローマ軍主力はシシリアに後退。ローマから北部イタリアに出撃して、スキピオ登場までの時間稼ぎを図る。
ここで勝負を決するべくマケドニアの援護でシシリアに上陸した10ユニットのハスドゥルバルは、ロングスに襲い掛かる。ところがここで1を連発したロングスはなんとハスドゥルバルに勝ち、退路のないハスドゥルバルを全滅させたのだ。恐るべし、元老院の人選の目。
だがこのターンのカルタゴには、キャンペーンやハンニバルイタリアを魅了、外交など良いカードが多く、逆にローマは1のカードばかりだった。ハンニバルがすばやく北部イタリアを掃討し、ローマの支配を潰していくと、ローマはそれ以上どうにもできなかった。そしてターン終了時にちょうど1枚支配マーカーの足りなかったローマは、カルタゴに降伏することとなった。
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