下の子初
 
 下の子と初めてウォーゲームをやってみました。やったのはハワイ1795:カメハメハの統一戦争です。最初を省略したショートゲームで、下の子はカメハメハ、私がカラニ陣営でやります。
 このゲームは毎ターン引かれる陣営別カードに従ってイベント、増援、カヌー(1つにつき戦士2ユニット運べる)の移動数が決まる簡単なものです。相手の指導者を倒せば勝ちで、他にカメハメハはハワイ島の両スペースと他の島5スペースから4スペースを支配して敵ターン維持、カラニ陣営はハワイ島1スペースと他2スペースを支配して敵ターン維持しても勝ちです。最長でも11ターン、ショートゲームは最長9ターンです。
 上陸に対しては1/2でその島のカヌーに乗ったユニットが海上迎撃でき、迎撃されると上陸側が海上戦闘で勝っても陸上戦闘は次に持ち越しになります。陸上戦は2回戦って2回とも勝てば攻撃側が勝利で防御側は全滅ですが、どちらかで攻撃側が負けると攻撃側は退却します。海上戦は1回だけで、負けた側は退却できます。

 まず大地の神を引いたカメハメハは、戦士を1つを加えてマウイ島に上陸。数は互角ですが、大地の神のご加護により一方的にマウイの戦士たちを倒します。続いてカラニ陣営は戦士の帰還を引きますが、マウイの戦士はすでに全滅しているので関係なし。カヌーの移動は1だけで、戦力を分けるのは危険と考え動きません。
 次に海戦で有利な赤口銃の戦いを引いたカメハメハは、カヌーを1つ得て、2つのカヌー移動でオアフ島に上陸し、チーフ同士の互角の決戦を挑みます。最初有利に進めたカメハメハでしたが、後半6ゾロを出したカラニ陣営が逆転し、カメハメハは撃退されます。

ここでカラニ陣営にはカイアナが戦士を連れて仲間に加わりますが、それでも数が多く砦で守るカメハメハを攻めるのは無理なので動きません。
 次の月、カメハメハは嵐でカヌーを1つ失い移動不能。カラニ陣営はカメハメハがけがで戦闘を不利にさせるカードをひきますが、1つしか動けないので、戦士を1つ補充するだけで終わります。
 4か月目、カメハメハは戦士1つを得て、戦闘でパニックの結果を2回無効にできる結集を引きます。しかしカヌー移動が1では厳しいと見て攻撃は見送ります。カラニ陣営は防御施設と戦士1つを得てオアフの守りを固めます。
 5か月目、ここでカメハメハはカヌー全てを動かせる侵略艦隊を引きます。戦士1つとカヌー2つも加わります。丁度カラニ陣営が防御施設を作った後でタイミングは悪いですが、全力移動は1枚しかないので、カメハメハはここで勝負を挑みます。

 戦力はカメハメハが戦士6と本人、カラニ側はリーダー2人とパイクと戦士2です。カメハメハは倍の戦士がいますが、カラニ陣営は防御施設によるパニック無視と、リーダーの差で先番を取りやすいので、結構いい勝負。そして結果はカメハメハが数で押し切り、下の子は初陣を勝利で飾りました。

 このゲームはルールも難しくなく、カードもオープンなので引いた時に説明してやることができ、難しい作戦も必要としないので、超初心者にうってつけです。多少助言しながらスムーズにプレイでき、下の子も気に入ってまたやりたいと言っていました。
 なお元のルールだと、リーダーを含むエリートにはパニックを割り当てることができないため、損害を受ける時は必ず除去になり、戦闘中の任意撤退もありません。するとリーダー同士の戦闘は必ずどちらかのリーダーが死んでゲームが終わり、一発勝負のつまらないゲームになってしまいます。イラータでもこれは変更されていません。なので今回はこのエリートのパニック無しを無視してやりました。
 
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