アテネ後期の決戦策
Hellenes後半の413年シナリオで、Y君がアテネの戦い方を考えたのでやってみました。Y君がアテネ、私がスパルタです。
後半シナリオは都市支配による貢物VPが半分しかないので、あまり都市を攻略する気になりません。そのため最初のターンに1つずつ都市を取り合った後は、両者とも反乱や都市攻撃をせず戦力増強に専念します。そうなると必然的にアクション数を増加させる指導者と、アテネは重税、スパルタはペルシャ支援をどれだけ引けるかの勝負になってきます。
そして両者ともカードを引き直せるゼウスに祈り、+1指導者はなかなか出せずにいました。しかしスパルタがペルシャ支援を1枚引いたきり、一向に2枚目を引けなかったのに対し、アテネは早くから2枚の重税を引いて、急速に戦力を増強して行きます。その結果遅ればせながらスパルタが十分な艦隊を揃えるころには、アテネも籠城限界に近いほどの戦力を貯めこんでいました。
これ以上待っても戦力・威信共に不利になるだけのスパルタは、5ターン目の第1ラウンドに先手を取ってアテネの海上封鎖と陸上攻撃を仕掛けます。スパルタは精鋭のクラスBユニットが多くアテネには陸上戦に弱い艦隊がかなりいるものの、総数では12対16でアテネが有利。アテネは封鎖包囲されると多数の人口を支えきれず損耗が激しいので、野戦で迎え討つことにします。
戦力はクラスAが両者1ユニット、クラスBがスパルタ7対アテネ2、クラスCは4対5、クラスDの艦隊はアテネのみ8です。良く分かりませんがこれは互角くらいかな?と思ったらクラスAを両者外した後、クラスB、Cでアテネが当てまくりスパルタが外しまくり。最初のラウンドで一気にアテネが有利になりました。一旦形勢が傾くと逆転は難しく、そのままアテネが勝ってゲームに勝利しました。

(左上で開いているのが残ったアテネ軍。左下に立ててあるのが潰走したスパルタ軍。)
確かにこのやり方なら413年シナリオでもアテネは十分に戦えるようです。アテネは重税をすると反乱が厳しくなりますが、大きな都市に守備隊を置けば、スパルタにとって割の合わないものにできます。ただそうするとゲームはだいたい戦力増強とアテネ決戦に限られる感じで、もしかすると後半スパルタがアテネを封鎖した上で他都市を攻略・略奪するなどもあるかもしれませんが、やはり前半シナリオの方が展開が多様でおもしろいように思います。
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