最後の詰め
 
 幕末維新始末を、子供薩長、私徳川でやりました。

 徳川が公儀輿論で摂播を獲得したのに脅威を感じた薩長は、リスクを冒して最初から肥前の支持獲得に向かい成功します。その後薩長は東に向かい、第4ターンには早くも大村が登場します。第5ターンには徳川幕府の政権点は一時4まで上がり、ええじゃないかをタイミング良く使っていれば、薩長が有利になる前に徳川が勝てるチャンスも一瞬あったのですが、この勝ちは逃してしまいます。
 薩長はカードを3枚揃えて大村でいつでも開戦できる状況ですが、宮廷工作2枚と新政権樹立という絶好のカードだったので、これを生かしに来ます。まず摂播、北幾と進み、周りの支持を固めてから京に入り、宮廷工作でここを牛耳ります。これで次のターンに新政権樹立だ!と思ったら、薩長はまさかの外国人殺傷事件を引いてしまい、新政権樹立を捨てさせられてしまいます。(TT)


 年明け早々の不運にがっくりの薩長。こうなったらもう朝廷支持を使って開戦するしかありません。徳川は大村相手に戦っても勝ち目は無いので、撤退して海路江戸まで逃げ帰ります。そしてこれを追う最中、幕府の放った刺客により最強指揮官大村は命を落とすこととなりました。その後薩長は陸路で支持を広げながら東に進み、甲州まで来たところで念願の新政権樹立を引き当て、ついに明治政府が幕を開きます。
 次のターンは公使会見が確実で、もう後には引けない徳川。不利ながらも最後の賭けで甲州の薩長軍に決戦を仕掛けます。ところがここでまさかの徳川方大勝利。徳川は大いに沸きますが、後番だった薩長は北越まで入って来ており、ここで勝っても所詮はあだ花でした。結局北越の支持を奪われ、摂播や蝦夷の奪還の試みも中立化しただけに終わり、すでに横浜を外国に占拠されていた徳川は1点だけになって、薩長の勝利となりました。


 今まで薩長は安全を重視し、最初に肥後を取ってから肥前に進むことが多かったのですが、これだとなかなか勝ちきれませんでした。今回薩長が勝てたのは、早期に大村が来たこともありますが、いきなり肥前を取ってすばやく東に進めたのが大きかったと思います。引き分けにならずに勝つことを考えると、薩長は部隊解散リスクがあっても第1ターンに直接肥前を狙った方が良さそうです。
 
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