神風吹く
先週プレイしてミスや不運の結果、結局引き分けだったので、今週再びPacific victoryをプレイしました。前回に引き続き私が日本軍、Y君が連合軍です。
今回も出だしは好調でシンガポール、マニラはほとんど損害もなく占領します。すると連合軍はインド重視戦略を取り、セイロンにアメリカから軍が派遣されます。そのため第2ターンにパレンバンは無血占領されます。
その後も連合軍は徹底したインド重視戦略を取り、セイロンには続々とアメリカ軍が集結します。第4ターンに海軍航空偵察隊(内容だけ見て戦わずに帰る)で確認すると、恐らくその時期の全部と思われる空母11隻がおり、とても手を出せません。
当然その反動で太平洋はがら空きで、日本はサモア、タヒチ、ニューカレドニア、オークランド、ダーウィン、ブリスベンと南太平洋の主要基地をことごとく占領します。しかしオーストラリア全域の占領は無理と見て、クワジェリン、サモア、タヒチに4CV歩兵を配置していきます。ハワイから3ヘクス離れて封鎖を受けない基地ばかりなので、このラインで守る目論見でした。
ところが空軍、重巡、海兵隊の3ユニットだけの攻撃で、いきなりサモアが陥落し、防衛線に穴が空いてしまいます。インド方面防衛のため艦隊を引き抜いてしまっていたので、連合軍はそこから一気にニューギニアにせまります。
そして’43年冬に連合軍はラバウルとニューカレドニアに同時攻撃。ニューカレドニアは歩兵4CVと海兵1CVのみ、ラバウルは地上軍無しで、空母もない寄せ集め艦隊がいるだけです。「ああ、インドも取れなかったし、もうだめだ。この戦闘が終わったら次のゲームをやろう。」と思っていたこの戦闘。何とどちらも最後の1ステップが残って、連合軍を撃退してしまいました。そしてなおもゲームは続くことになります。
次のターンにはラバウルは陥落しますが、モンスーンのため連合軍の進撃はそこで一旦停止します。インド方面でも連合軍は日本軍の大スタックに恐れをなして攻撃してきません。(実際日本はそれだけの実力を持つ海空部隊を置いていたのですが)代わりに連合軍はダーウィン方面から攻撃を開始します。その方面の守りは薄く、しかも台湾に進むには最も近いルートで、日本に再び危機が迫ります。
そして運命の’44年秋、イニシアティブを失った日本は国じゅうの祈祷師を集めて祈りを捧げます。「神風よ!吹けー!」祈りは通じ、ダーウィン付近に大嵐が吹き荒れて、連合軍主力は足止め。もはや台湾を封鎖して連絡線を切るのは不可能になりました。
そして連合軍は最後の賭けに出ます。開戦以来ずっと睨みあっていたインド洋で決戦して日本艦隊を破り、インドネシアを席巻する作戦です。両軍フルスタックがぶつかり、内容が開けられます。連合軍も空母11隻を含む相当なものでしたが、日本軍は空母13、海軍航空隊6、大和級戦艦3、戦艦3のほぼ最強艦隊です。次々に連合軍は沈められていき、空母2隻と幾らかの空軍のみが逃げ帰りました。日本艦隊は半壊状態になりながら、最後の栄光を飾りました。
結局連合軍はさらに少しポイントを稼ぐものの、ゲームは12点で全くの引き分けとなりました。
アメリカ主力のほとんどをセイロンに回して守るというのは、ちょっと予想外でした。今度は空母部隊をインドに回すことも考えなければいけないようです。
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