初プレイ
 
 先週届いたPacific Victoryを早速プレイしました。私が日本軍、Y君が連合軍です。選択ルールは使用しません。


 ゲームは真珠湾攻撃が終わり、日本軍がマニラ、シンガポールに上陸するところから始まります。攻撃力以下のサイの目で命中というシステムは当たり外れが大きく、この2つの攻撃も失敗する可能性が結構ありますが、両方ともぎりぎり占領します。

 第2ターン以降日本軍は、開戦前から考えていたインド攻略に向けて動きはじめます。インドは連合軍の戦力が少なく、一度占領すれば西は安全地帯になるので、ほぼ全軍を太平洋に回すことができます。
 第1ターンにサイゴンに戦艦を回航し忘れたり、海兵を使わなかったりして少し手間取りましたが、有無を言わさぬ大軍を投入して支配を広げていきます。その間東部はマーシャル諸島に空母、潜水艦、海軍航空隊を置けるだけ置いて、アメリカの反撃を防ぎます。
 1942年の終わりには、日本軍はインドの大半を占領します。また太平洋でも、不用意にギルバート諸島に進出したアメリカ艦隊を、マーシャル諸島の全海空部隊で攻撃し、これを撃滅します。

 1943年にはインドから転進してきた部隊で、日本軍はオーストラリア攻略に着手します。ダーウィンから海岸沿いのルートと、ニューカレドニア経由の2つのルートからシドニーを目指します。これでシドニーかオークランドを落とせば決定的勝利です。
 しかしその前にアメリカはマーシャル諸島に反撃をかけます。その内容は何と生産可能な全空母20隻!恐れをなした日本軍は、攻撃がぜんぜん当たらず、ほとんど一方的に撃破されます。
 そこで日本軍は、アメリカの反撃が届かぬ内にとばかりに、航空支援無しでシドニー攻撃の賭けに出ます。しかしアンザックは精強で(日米一般兵2に対して3)、全く歯が立ちません。1944年半ばにして、日本軍はオーストラリア攻略をあきらめますが、連合軍があと一年で5VPを得るのは無理と思われたため、日本の限定的勝利として終わりにしました。


 歴史に比べると、日本軍は理不尽な迄の大太刀回りです。「日本にもっと燃料があったら?」という仮想戦と考えた方が無難でしょう。
 予想どおりインド作戦は有効でした。ただゲーム中はできないかと思っていたのですが、ルール上アメリカ軍をインドに輸送することもできるようです。インド作戦に対して連合軍は、インドを見捨てて太平洋での反撃に賭けるか、アメリカの助けを借りて本気で戦うか考える必要があります。
 
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