革命
 
 Web&Starship終了後、Y君とPaths of Gloryを2日かけてやりました。私が連合軍を持ちます。第2版のルールに加え、早期にゲームが破綻しないよう、BEFのざん壕以外の選択初期配置を使いました。



 今回はGuns of Augustが使用されたため、ロシアのオーストリア攻撃が開始されます。しかしこの攻勢は、中欧のEntrenchですぐに止まります。
 フランスでの攻撃に全く可能性は感じられないので、ドイツは西部で後退して陣地化を進め、あとはイベントにいそしみます。セルビアも早々に滅亡し、ドイツも守りを固めて出てこないので、連合軍もやはりイベントに追従します。そのため緊張度はどんどん上がり、中欧は早くも第6ターンに総力戦に突入します。
 それを見た連合軍は、早々にアメリカを参戦させ、ロシア降伏前に西部で攻勢に出ることを目論みます。そのため総力戦に入ってすぐ来たズィンマーマン電信を握り込み、使用可能になると即アメリカを参戦させます。
 しかし中欧は再シャッフル後すぐに捨てたツァー退位を引いてしまい、ロシアは弱体化します。連合軍は焦って西部でアメリカ攻撃を繰り返しますが、狭い正面で強化された陣地を抜くことはできません。結局1918年にはロシアは降伏してしまいます。
 すぐにロシアと対じしていたドイツとトルコが反転します。バグダッドまで前進していたイギリス軍団は軍の攻撃を支え切れず、バスラまで失います。そして1918年終わりにイタリア戦線に到達したドイツ3個軍は、フランス・イタリア混成軍を易々と撃破し、イタリア深く進撃します。もはや抵抗する術を失った連合軍はここで投了しました。




 西部を最小限の兵力できっちりと押さえ、ロシアを早期に脱落させるというY君の中欧戦略は、極めて的確でした。それに比べて私は「早めにアメリカ軍が来れば何とかなるだろう」程度の甘い考えで、安易に戦争状態を進めて完敗となりました。
 今までの感覚では、中欧が外で攻勢に出ている時に西部で連合軍が攻撃すれば、中欧は補充が不足して苦しくなりました。しかし今回のY君の配置は非常に堅く、今までの感覚が通じませんでした。
 またアメリカ軍は、コストがかかる割にはたいして強くありません。ロシア脱落の大きな損失を考えれば、連合軍は戦争状態を11にとどめ、八方からの攻撃で中欧に戦争状態を進める暇を与えないようにするべきでした。
 今回のゲームは、初めてブレストリトフスク条約とアメリカ参戦を見ることができたという点では価値がありましたが、連合軍は多くの反省を迫られました。次回には必ず有効な対抗戦略を編み出したいと思います。
 
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