一難取り去ってまた一難
前回考えた以下のルールを入れて、A Pragmatic WarをY君ルイ、私テレジアでやりました。
・4年目までにプロイセンが脱落しなかった場合、5年目のイベントカードフェイズ終了時に(イベントの結果に関わらず)プロイセンは自動脱落する。その場合復帰より先に離脱が出たら(5年目を含む)、プロイセンはもう復帰しない。
・2年目にプロイセンが離脱した場合は、次の離脱が復帰より先に出たら復帰とみなす。(その場合当然もう離脱は無い。)
・ブルボンがVictoryスペースの支配によって勝つには、2か所支配しなければならない。1つだけの支配は6VPとする。
・Glogauはプロイセン支配で始める。(先手を取ったオーストリア軍に対して、シュベーリンは一旦Glogauに回避し、そこに来ていた覚醒前のフリードリヒと合流して、オーストリア軍にやや有利な戦いを挑むという歴史通りの流れが、これによってメインシナリオになる。)
1年目、先手を取ったシュベーリンがNeisse攻略に失敗したので、オーストリアは戦力を集めてこれを攻撃し打ち破りました。
2年目、フリードリヒはプラハを一発落城させオーストリアは危機的状況。しかし3年目にはプロイセンが脱落し、オーストリアは破滅を免れました。
と言っても4年目にド・サクセが出て来て帝国の中央で四方に睨みを利かせると、戦闘力で劣るオーストリアやイギリスには反撃の糸口がありません。その間にド・サクセ自身がミュンヘンを落としたり、ルイ15世が帝国内の要塞を落としてVPの優位を拡大。今後のスケジュールを見ても、フリードリヒが復帰してさらに状況が悪化する可能性はあっても、プラグマティック陣営が逆転するのは絶望的なので、ここで投了です。

プロイセンの参戦次第になるのを抑えるようにしたら、ただ安定してブルボンが勝つだけになってしまいました。プロイセン無しでもド・サクセのいるフランスが強過ぎて、プラグマティック陣営が攻勢に出るのは難しく、プロイセンがいる間にVP優位を獲得されたら、良い戦闘カードか良いサイの目で戦闘に勝つしかチャンスがありません。イタリア方面はVPが少ない副次戦線なので、ここで大差を覆すこともできません。
調べてみると、史実のプラグマティック陣営は会戦で全く勝っていません。それをそのまま戦闘主体のウォーゲームにしたら、一方的でつまらないゲームになるのも当然です。また変動する大国の参戦時期は影響が大きく、プラグマティック陣営にとって史実より不利になることはあっても有利になることは無いので、全く救いがありません。
さらにイベントカードも煩雑なだけで、必要性も面白みもありません。新兵器や新戦術を密かに開発していたのなら話も分かりますが、騎兵突撃や奇襲などの知れ渡っている平凡な戦術や、王の病や悪天候など人間に操れない事象を、秘密イベントとして保持するのはおかしいでしょう。
それなら参戦時期を史実通りの固定とし、前半ブルボンがVP優勢を得にくいようにして、ド・サクセに攻撃を強要するところでしょうか。
・イベントカードは使わない。
・ゲーム終了時、プラグマティック陣営に1D6のVPを加える。(会戦では全敗したが交渉で勝った。)
・フランスの正式参戦は第4ターン。
・ハンガリーへの懇願は自動的に成功。
・プロイセンは第2ターン脱落、第4ターン参戦、第6ターン再脱落とする。
・フリードリヒは最初からいて、攻城+1修正は無し。
・チャールズ・アルバートが死亡しても、支配状況は変わらない。(史実でオーストリアはアルバート死亡前にババリアを占領していた。またゲームでフランスが取りやすい要塞だけ空けておいて、帝国が寝返ったらその要塞を楽に落として点数稼ぎするのは理不尽。)
・フランスの正式参戦前、ババリア内及びババリアを通して補給を引く場所では、フランス指揮官の戦術値が0になる。(オーストリアのババリア逆襲ができるように。)
・ルイ15世は、国外に出た年の終了時に無名将軍になる。(ルイ15世は1度戦闘について行った以外に主体的な作戦行動をしていた記録が見当たらない。)
(使用継続)
・ブルボンがVictoryスペースの支配によって勝つには、2か所支配しなければならない。1つだけの支配は6VPとする。
・Glogauはプロイセン支配で始める。
とかなりの変更になりますが、これでも良くなるかどうか分かりません。
インデックスへ