フレッド出て来ない・・・
A pragmatic warを、Y君テレジア、私ルイでやりました。前回プロイセンが最後までいて強すぎたので、それを防ぐために考えた「4年目までにプロイセンが脱落しなかった場合、5年目はイベントカードフェイズ終了時に(イベントの結果に関わらず)プロイセンは自動脱落する」というルールを入れてやります。
また今回改めてルールを読み返してみると、イラータを適用してもおかしな所がいくつか見つかりました。
・13.5.7でグレンツァーは占有されていないスペースに置くことになっていますが、17.4.1では「ブルボンユニット」に占有されていないスペースとなっています。味方がいて置けないということはないと思うので、今回は後者のルールに従うことにしました。
・15.2の1で戦力の端数は切り上げるとなっていますが、チャートだと通常は切り上げ、士気喪失なら切捨てとなっています。前者にすると、通常の減少軍団2個よりも片方が士気喪失している方が強くなってしまうので、後者に従うことにしました。
・プレイの例の1741 - ROUND 1で、「Neisseの攻囲で限定補給の罰則を避けるため」と書いてありますが、限定補給は攻囲の罰則に無く、そもそもここは完全に補給切れです。味方がいても支配していない所は、補給線を通せません。デザイナーが自分の作ったゲームのルールを理解していないのは困ったものです。
1年目、先手を取ったオーストリアはシュベーリンを攻撃。しかし有利な戦闘で敗北してしまいました。一方ブルボンはカードが悪く大した行動はできません。
2年目、フリードリヒが来る前にプロイセンは脱落・・・これじゃブルボン何もできないよ。
3年目、フランスは正式参戦しなかったので、やっぱり何もできない。
4年目、フリードリヒが早期に戻ることは期待できないので、ド・サクセが来たこのターンにフランスはアムステルダム直撃の賭けにでるしかないんじゃないかな。幸い早めの春が来た上にカードも良い。フランスは強力な2スタックで進撃し、オーストリア軍の攻囲妨害を2度に渡って撃退したものの、3度目に大敗北してアムステルダム攻略は失敗してしまいました。もう無理っぽいのでブルボン投了。

久しぶりにやりましたが、こんなに問題だらけのゲームだったとは。
まずシレジアはブルボン陣営でもなければブルボン支配マーカーも無いので、プロイセンが何も支配していない状態で始まります。そしてプラグマティック陣営は、同点なら先に行動できます。またオーストリアは最初の増援でOlmutzに1軍団を追加し、戦術値1の指揮官を2人持ってくると、支配が無くて何も増やせないシュベーリンの軍に対して、2戦力の優勢を得られます。するとオーストリアは先手を取ってシュベーリンを攻撃できる可能性が高く、退却するには2スペース以内の味方支配エリアが必要なのに、シレジアを支配していないシュベーリンには退却先が無いため、戦闘回避も退却もできず、かなりの確率で敗北し退却不能で全滅大敗北して捕虜になってしまいます。
今回は運良くプロイセンが戦闘に勝ったので免れたものの、これはあまりにひどすぎます。史実ではプロイセンが勝っていた所なのに、なんでプロイセン軍全滅が標準になってるんですか?このゲーム。
さらに前回はフリードリヒ出っ放しで勝負になりませんでしたが、当然今回のようにフリードリヒが出て来なくて勝負にならないこともあり得る訳で、フリードリヒの動向で勝負が決まることが多すぎます。
またアムステルダムが落としやすい位置にあって、落とせばサドンデス勝利なので、フリードリヒの参戦状態が良くない限り、ブルボンは他をほったらかしてここに賭けることになりやすいです。そうするとオーストリアも全力でそれを止めに行くしか無く、せっかくの広い盤面がここだけの戦いになってしまって興覚めです。
色々独自ルールを足さないとまともなゲームにならず、ひとまず以下のような案を考えています。これでもバランスが崩れる可能性はいくらか残りますが、あまり縛り過ぎると単調なゲームになるので難しい所です。
・4年目までにプロイセンが脱落しなかった場合、5年目のイベントカードフェイズ終了時に(イベントの結果に関わらず)プロイセンは自動脱落する。その場合復帰より先に離脱が出たら(5年目を含む)、プロイセンはもう復帰しない。
・2年目にプロイセンが離脱した場合は、次の離脱が復帰より先に出たら復帰とみなす。(その場合当然もう離脱は無い。)
・ブルボンがVictoryスペースの支配によって勝つには、2か所支配しなければならない。1つだけの支配は6VPとする。
・Glogauはプロイセン支配で始める。(先手を取ったオーストリア軍に対して、シュベーリンは一旦Glogauに回避し、そこに来ていた覚醒前のフリードリヒと合流して、オーストリア軍にやや有利な戦いを挑むという歴史通りの流れが、これによってメインシナリオになる。)
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