宿敵
長野合宿2日目はSoldier Kings6人プレイです。イギリスを杉さん、フランスをY君、プロイセンを天ちゃん、オーストリアを私、ロシアをあっちゃん、トルコををかしらさんが担当します。本当なら6人目はスペインなのですが、弱そうなのでトルコにしました。また自作ルールを使用しました。
まずお互い両側を敵に挟まれて不利なことが明らかなので、オーストリアはプロイセンに相互不可侵を持ちかけ、受諾されます。これでプロイセン対ロシア、オーストリア対トルコ、イギリス対フランスという構図ができあがります。
プロイセンはロシアに攻め込むものの、シレジアに反撃を受けたりして、予断を許さぬ状況です。オーストリアはババリアを同盟に加えてベネチアやトルコ領に侵攻し、ネーデルランドを失った穴埋めをします。トルコもクリミアを同盟に加えて、この一帯では最も価値の高いロシア領ヴォルヒニアに侵攻します。イギリスはカリブ、フランスは大陸で領土を広げますが、インドの親フランス反乱軍により、インドのイギリス領は失われます。
2年目はプロイセンの危機を見てイギリスがプロイセンと結び、フランスはイニシアティブの対抗上トルコと結びます。またフランスはスペインを、イギリスはオランダ、スイス傭兵を味方につけて、激しく争います。
その結果フランスはカリブばかりかヨーロッパでも侵食されますが、攻撃時にイギリス軍が撃退されてオランダ軍が占領してしまう事態が続き、イギリスが伸びているのはカリブだけです。
その一方2年目から3年目にかけて、「誰のせいでこの戦争が始まったと思ってるんだ!」とのロシアの叫びをよそに(歴史上はオーストリアとプロイセンの争いで始まった)、プロイセンはロシアを、オーストリアはトルコを徐々に押し込んでいきます。
しかしトルコ戦線は貧しいエリアが多くて大軍を置けないため、そのペースはゆっくりです。そのため初期のVPハンディキャップがなかなか埋まりません。ただし代わりにオーストリアは資源とマンパワーを貯めこみ、第4ターンの始めには全陸軍が登場します。
4年目、順調なプロイセンを警戒したらしく、イギリスがロシアとプロイセンの仲立ちを始めますが、なんとプロイセンはこれに乗って、あと一歩で屈服させられそうなロシアと講和してしまいます。この事態の急変にオーストリアもモルダビアを返して、トルコと講和します。
いきなり戦争となったプロイセン対オーストリアですが、サクソンとババリアを同盟に持つ上に総動員が完了した直後であるオーストリアは、戦力的に優勢です。終始有利に戦いを進めますが、足止めイベントにより結局この年に領土の増減はありませんでした。
フランスもこの年やっとアメリカで攻撃を始め、マイナスを少し取り戻します。
ヨーロッパでは振り出しに戻った感じになり、イギリスとフランスもとりあえず休戦ということになったので、この年で終了としました。オーストリアがずっと節約に努め、資源、マンパワーともに残高で世界最大になっていました。VP上は初期のハンディが埋まらずロシアとトルコが優勢で、フランスが劣勢だったようです。
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