Successors(AH)
アレキサンダーが死んだ後、その帝国の支配を巡る争いを描いたゲーム。
4人用で、それぞれ2人の将軍をも持ってゲームを始める。アレキサンダーの血族を擁したり、アレキサンダーの葬儀を行ったりして獲得する正統性と、国の支配等によって獲得する勝利得点で、2種類のポイントを使って5種類の勝利方法があり、現状を把握してどの勝利を目指すかが重要になる。カードによるアクションや将軍の能力、陸軍の質の差や制海権などいろいろな要素があり、それらをうまく使いこなさなければならない。また状況が刻々と変わり、良く考えて行動していれば大抵全員に勝利のチャンスが回って来て、毎回違う展開となり何度やっても面白い。
ただし第2版以降は、以下のような点が残念な別物になっています。
・カードのポイントを貯めて正規兵が買えるので、じきに全員が戦力最大コラムとなり、戦力の優劣や地域戦力を考えた移動、戦闘、回避、迎撃の駆け引きや面白みが無い。戦闘カードも最大コラムではほとんど影響が無くなるので、これによる逆転・駆け引きも無い。
・カードのポイントで指揮官を動かせるので、鈍重な指揮官でも自由に動かせて悩ましさが無く、軽快な指揮官のありがたみも無くて個性が薄い。
・ペラ以外での大王の葬儀は、正統性がプレイヤーではなく土地に付き、そこから離れにくくなるのでほとんど意味が無い。そしてどのカードでも移動を加速できて駆け抜けるのが簡単になったので、棺はペラに運ぶしかない。
・するとゲームは毎回同じ単純な展開になる上、戦闘は先に書いたように戦力差もなくカードも効かないので、作戦も駆け引きもなく運だけで決まり、たいてい3ターンまでに終わってしまう。
実際に第3版でやってみたこともありますがやっぱりこの通りで、現在は第4版もありますがこの辺りは変わっていないようです。私たちはこのようなゲームを面白いとは思わないので、ずっと初版のままでやっています。
杉さん宅にて 2000.8
米沢で 2000.10
アテナの憂鬱 2001.9.1
善なる者 2002.11.2
力なき勝利 2003.7.26
魔術師 2004.2.22
真の敵は常に一人 2005.2.27
アジア王 2005.5.22
アジアの覇王 2005.10.9
魔の地メソポタミア 2006.8.19
盛者必衰 2007.1.2
千葉で二戦 2007.1.20
3人ゲーム 2007.5.3
さ迷い人たち 2007.5.27
狐を恐れて虎を放つ 2007.8.25
背信 2008.2.17
馬 2008.8.17
奪い取れ! 2009.10.25
借りは返す 2010.1.11
エジプトを制する者は世界を制す 2010.5.9
番狂わせ 2010.6.27
王室軍団 2010.7.24
水泡に帰す 2011.11.19
老師の巧 2012.4.29
信仰 2013.5.11
天と地と 2013.6.2
たかさん参戦 2013.7.27
閣下は少ーし暴露ーマン 2014.1.26
背信の宴 2014.6.22
俺・・・ 2015.5.16
そこじゃない! 2016.1.9
災い転じて 2016.8.28
天からの罠 2017.6.3
ペラへ 2018.1.7
あいつを呼ぶ声がした 2022.5.15
流浪の王族たち 2023.4.29
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