ルフトバッフェ
 
 枢軸が独ソ戦に勝てないとなったら、いったいどうすればいいのでしょうか?

集中爆撃
 いくら先撃ちできるとは言え、空対空以外では1しか当たらない空軍はいらないと思っていませんか?少数の空軍で散発的な攻撃をしても、大して効果が出ないのは当然です。空軍は先撃ちを生かすため、大量集中して初めてその真価を発揮するのです。
 例えば大量に増産したルフトバッフェで、油断しているロンドンを爆撃してみてください。たちまちイギリスは丸裸になり、簡単に降伏させられるでしょう。またなかなか越えられなかった海峡や山岳も、大量の航空支援があれば楽に攻めることができ、攻撃範囲が広がります。

戦略爆撃
 しかし巨大空軍の威力が最も発揮されるのは、精密照準器開発で可能になる戦略爆撃です。少数の空軍でこれを行っても、迎撃で落とされた残りが1のみで当てられるに過ぎず、あまり効きません。
 しかし大量の空軍で行う早期の戦略爆撃は驚愕の威力です。備えの無い相手に1年間戦略爆撃を続けてみてください。多くの場合工場は0になるでしょう。これによって生産力が0になると、投資カードは一切手に入らなくなり、工場を復活させる術はもうありません。その陣営はジ・エンドです。
 これがある以上他の陣営は常に戦略爆撃を警戒しなければなりません。ソ連なら、モスクワから2エリア以内に枢軸空軍を入れないようにする手もあります。またどの陣営も(いずれは枢軸も)、レンジ内に怪しい敵がいるなら、首都に対空力のあるユニットを集めておくべきでしょう。
 前半では枢軸以外が大空軍を作るのは難しいですが、後半はソ連も西側も大空軍を編成し、防御に攻撃に生かすのが必須です。空軍力こそ戦争の勝敗を握る鍵です。

航空技術
 戦車には1つ、歩兵でも2つしかない新技術ですが、空軍には4つもあります。これも重要な点です。
 精密照準器は先述のとおり。重爆撃機は集中爆撃、戦略爆撃を効果的に行えるようになります。また空軍の防御を無効にするジェッツは最強の技術ですし、防御のために防空レーダーは必須です。もしジェッツと防空レーダーを両方開発できたなら、敵が攻めて来てまだ生き残っている所への反撃でも先撃ち+倍火力となり、同数の空軍を一方的に全滅できるほどの恐ろしい強さとなります。
 ゲームの勝敗にとっては、陸上戦闘の強さよりも、どれだけ航空技術を開発したかの方が遥かに重要です。
 
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