戦車大国ソ連
 
 ソ連を持って、枢軸の奇襲やロケット歩兵にやられてばかりいませんか?大丈夫です。ソ連は強い。

戦車
 戦車は2以下でしか当たらないので、3以下で当たる歩兵より弱いと思っていませんか?そんなことはありません。同数の歩兵と戦車が戦った場合、まず戦車は相手の1/3を倒し、歩兵は残った2/3の2/1、つまりやはり1/3の戦車を倒すので互角です。
 でもソ連は防御側なんだから歩兵同士では先撃ちできる歩兵が有利、と思っていますか?でもそれで実際にしょっちゅうやられてますよね?それはソ連防衛の根本思想が誤っているという証拠です。
 ソ連が歩兵で守っても、枢軸が奇襲やロケット砲で先制攻撃すれば当然枢軸が有利ですし、そうでなくても弱い所を集中攻撃されたら止めようがありません。

機動攻撃
 広大な平原では戦力を集中できる攻撃側が有利なので、ソ連は戦術的には防御側ではなく、戦車による機動攻撃をする側にならなければなりません。まず国境部には1戦力の要塞を並べます。ただしレニングラードだけは取られる訳にいかないので、最高要塞と歩兵で守ります。後は大戦車軍を編成して後方に待機させます。
 宣戦布告した枢軸は、まず国境の要塞地帯で足止めされます。要塞は無条件で先撃ちなので、枢軸の奇襲は全く役に立ちません。そしてこの攻撃で明らかになった枢軸の戦力を見て、ソ連は最も有利な所へ大戦車軍で集中攻撃を掛ければ、枢軸軍に大損害を与えられます。特に3倍以上の戦力で枢軸歩兵を攻撃できれば、ほぼ一方的に全滅させることができるのです。
 枢軸歩兵は戦車に対して逃げることすらできず、ロケット砲など持っていたとしても何の価値もありません。また集中攻撃の際の側面防御は、弱い戦車の他、このゲームでは空軍、海軍でも敵の足止めに使えます。
 もちろん時には枢軸が連続攻撃をして、いきなり第二線まで攻撃してくることもあるでしょう。しかし一方的に重戦車を持たれていない限り、戦車は無傷で逃げることができます。そして後退した戦車も合わせておもむろに総反撃。しかもソ連には冬があるので、ダブルアタックもできやすいです。

冬季
 冬季はソ連の絶大な強みですが、ソ連軍が歩兵ばかりだったなら攻撃しても不利な上、優勢な戦力を集めたとしても退却されて、宝の持ち腐れになってしまいます。しかし戦車なら歩兵を逃がさず攻撃でき、枢軸が突出していれば補給切れにするチャンスもあります。冬を生かすためにもやはり戦車です。

重戦車
 ソ連が大戦車軍を作るだけで、枢軸がソ連を攻めて軍事的勝利を達成するのは劇的に困難となります。実際私たちの対戦では一度も成功したことがありません。
 では枢軸が重戦車を持って、戦車ばかり作ってきたら?枢軸は中小国やレニングラードの要塞を攻めるのに歩兵を必要とするので、そんなに戦車ばかりにはしにくいでしょう。しかしソ連はさらなる安全のため、できるだけ重戦車を開発しておくと良いです。
 
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