絶対無情
 
 アステロイドは一見ダンジョンRPG風に見えますが、勘違いしてはいけません。このゲームはウォーシミュレーションゲームです。勝つためには戦争の法則が適用されます。
 その法則とは、1つは戦力の集中、もう1つは有利な地形で守ることです。ウォーゲームをやる人なら最初に憶えるだろうこの2つの原則を知っていれば、これから述べる基地の配置は自然なものでしょう。


S 階段
B コンピューター頭脳
D 決戦場


基地の配置

上階
8     2
7     5

下階
3(逆位置)6(逆位置)
4     1


基地側ユニットの配置

自由配置グループ
コンピュータ頭脳 3B10
端末機      1C9
         1F5
         4H9
分解銃      4E1
階段       4P3
         4P6
         4P10
         4Q4
採掘ロボット   3M1
         3M2
         6F4
         6L6
雑用ロボット   1B7
         1M6
         3D5
         4C9
         4K9
         6C9
         6E2
         6E4
         6I3
         6K6
         6N7
         6O3
         6O9

換気シャフトグループ
         1H1
         3Q6
         6A6
         6I1
         6I11
         6Q6

無作為配置グループ
         1A4
         1M1
         1M7
         3C4
         3J7
         3M7
         3Q4
         6A8
         6M4
         6N8

上階には階段のみを配置します。



基地側の作戦

 上記の配置により、コンピューター頭脳への一本道が作られます。基地側の目標は、可能な限り多くのロボットを決戦場に集結する事です。そしてその決戦場は、広く、入り口が一つしかなく、コンピューター頭脳へ向かうのに避けることのできないボード3の大広間です。

 まず探査隊の侵入決定の時には、階段から一番遠い盤に3つの数字を割り振って、時間を稼ぎます。
 そして探査隊が来る前に、活性化した雑用ロボットを警備ロボットの直前に持ってきて盾とします。下の階では必ず警備ロボットの前を通らないと、コンピュータ頭脳にたどり着けないようになっているので、決戦までには全ての警備ロボットが活性化できます。(探査隊が喚起シャフトをのたのた進む場合を除く)探査隊の移動によって警備ロボットが活性化したら、自分のターンにはすぐ逃げ出して決戦場に向かいます。

 このようにして可能な限りロボットを撤退させていけば、決戦場に十数台のロボットを集結できます。決戦場では壁に沿ってロボットを並べ、入ってきた隊員に集中射撃を加えられるようにします。もちろん警備ロボットは雑用ロボットの背後から撃つようにします。また採掘ロボットは白兵戦をかけられるよう、入り口側の角(J2、P2)に置き、これにも前に雑用ロボットを置いて盾にします。



ラッキーの弱点

 宇宙一の好運に守られ、コンピューター側最大の敵と言えるラッキーですが、一つだけこの好運がマイナスに作用する時があります。それは白兵戦です。
 ラッキーは白兵戦で負けても自動的に気絶となるため、一旦採掘ロボットに捕まると、他の隊員に助けてもらうことができないのです。するとラッキーは好運が尽きるまで、採掘ロボットに殴られ続けることになります。
 ただひとつだけ救出方法はあります。それは隣で爆薬を爆発させ(冷酷!)、運良くラッキーだけが助かることですが、さすがのラッキーも爆弾には好運ポイントは使えないので、助かる確率は余り高くありません。
 こういう訳で、入り口付近の採掘ロボットは、ラッキーの力を無力化するという重要な働きをするのです。



悪夢

 大量のロボットが待ち受ける敵要塞に、逐次突入する形になる探査隊は、絶望的な状況です。あなたが指揮官ならどう命令するでしょうか?
 私の答は「爆弾を抱えて突入し自爆」です。(冷酷非情!!)
 このゲームでは敵の射撃を受ける前に、移動して爆弾を設置し爆破することができることになっています。不可視ベルトを手に入れていればそれを使い、デモンを始めとして、キルビー、アレックスを突入させ、できるだけ敵に近いところで自爆させます。
 これによって敵ロボットの数を減らした後、残り全員が突入。血みどろの射撃戦に入ります。ヒーローとなる甘い夢を見ていた者達の内、いったい何人が生き残れるでしょうか?そして地球は?
 
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