防御側の戦術
 
 積木のナポレオンの戦闘は、先に行動できる分だけ攻撃側が有利ですが、以下のような戦術によって防御側の不利をかなり埋めることができます。この戦術の存在は、ますますフランスの不利を決定的にします。



初期配置

騎砲兵を予備に
右翼と左翼に歩兵を2、3個ずつ(1個が方陣を組んだ状態で、敵の全砲兵で攻撃されても、崩壊しない程度の戦力を置く)
残りは全て中央に



1.攻撃側が中央に前進してきた場合

 中央の全火力で騎兵に射撃します。予想される中央作戦では、中央の防御側全戦力は、突撃する攻撃側騎兵戦力の2倍以上となるでしょう。すると突撃した騎兵は損害とモラルチェックで半数位しか残りません。残った騎兵で射撃しても、その後の反撃で騎兵はほぼ壊滅状態になってしまいます。
 史実におけるネイの突撃の再現になってしまうでしょう。


2.攻撃側が右左翼に前進してきた場合

 一番戦力の低い歩兵(ただし2戦力以上)で方陣を組み、他は騎兵を射撃します。そして中央では援護砲撃の後、騎兵を前進させます。
 もし攻撃側がそのまま騎兵で攻撃するなら、必ず方陣が残ります。次の自分のラウンドには、中央から歩兵を補充します。
 攻撃側がミドルグラウンドから後退し、砲兵で砲撃したとしても、方陣を組んでいない部隊の受ける損害はわずかです。この場合も同様に歩兵を補充します。
 結局攻撃側の有利は、先に1、2ユニット程度の損害を与えられるだけになってしまいます。この戦術を使うと、数の優勢を攻撃側の有利さで覆すことは難しくなるでしょう。
 
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