英本土防衛作戦
 
 フランスが降伏すると、イギリスにとって真の闘いが始まります。何としても生き残らなければなりません。


最終的な防御配置


海の守り

 イギリス本土防衛が最優先ですから、ジブラルタルに強襲上陸阻止用の1個艦隊を置く以外は、残り全ての艦隊を本土に置きます。枢軸の爆撃を避けることができ、どこへの上陸に対しても5以下のサイの目で迎撃できるロシスに、4個艦隊を置きます。そして残りの艦隊は、スカパフローに置きます。



陸の守り

 ドイツの作戦が進むにつれて、艦隊による防御力は弱まります。そうなるとイギリス本土を守るためには、全陸上・航空部隊を本土に引き揚げるしかありません。
 イギリス全陸上部隊35戦力がいるなら、枢軸がロンドン南岸に上陸しても、L23以外は航空支援なしの1:1攻撃で追い返せます。またL23でも機甲2だけなら1:1攻撃で追い返し、空挺部隊がスタックしているなら、枢軸は川のためロンドンへの1:1攻撃ができません。さらにもしロンドンを占領される状況になったとしても、航空支援を使いきり機甲2空挺1で22防御力の枢軸に対しては、ロンドン防衛戦で12戦力を失ったとしても、23戦力が1:1で攻撃し83%で奪還できます。
 したがって普通の状況では、枢軸の上陸地点をJ25のみに限定できます。そこでJ25に機甲2、グレートヤーマスに1−3歩兵2を置いて、上陸戦闘がEXの場合にJ25へ1:1攻撃をできるようにします。あとはL23には機甲1歩兵1、他の海浜には歩兵2、ロンドンには歩兵1補充2を置きます。
 ただし枢軸のダブルアタックに対してこの防御では、ロンドンが簡単に落ちてしまうので、ロンドンに機甲3を置かなければなりません。



さらなる安全のために

 以上のように守ると、枢軸がヴィシーの航空部隊を加えない限り、イギリスの安全性はかなり高まります。
 しかし地中海を全て失うことになり、いずれヴィシーは枢軸に立って参戦するでしょう。そこで外交宥和によって参戦を妨害するのは、有効な戦略となります。そして同じ地中海を失うにしても、小数の遅滞部隊をうまく使い、できるだけ(特にジブラルタル陥落を)遅らせるよう工夫します。
 もし枢軸が安直にスペインに宣戦してくれた場合、ヴィシーは外交宥和で負けてようやく1ターン当たり1/6で参戦するだけになります。つまりヴィシー空軍をイギリス上陸に使われる心配は少なくなり、イギリス本土の安全性が高くなります。
 またスエズ、アレキサンドリア、ジブラルタルの喪失に伴うBRPの損失や、フランス戦での消耗、戦略戦闘など、イギリスはBRPが不足しやすく、実際にそれが起こると致命的なので、BRPの浪費には注意しなければなりません。



反攻の時

 苦しいバトルオブブリテンをアメリカが参戦までしのげば、さしあたって負けは無くなります。しかしまだ勝った訳ではありません。ドイツを降伏させるという大仕事を成し遂げて、はじめて勝利となるのです。
 地中海の支配がなくても、イギリス・アメリカの戦力を集中してフランスから攻撃すれば、反攻は十分可能です。まずできるだけ早くパリを奪還して、枢軸の力をそぎます。
 そしてフランスに地歩を確立したなら、次はドイツやイタリアに向けて進撃することになります。ベルリンに圧力をかければドイツはイタリアを守る余裕はありません。フランスにいる部隊は、ドイツとイタリアの配置を見た上で、どちらを攻撃するかを決められます。こうなれば地中海から攻撃するよりも有利でしょう。
 あとは首都に向けて一歩一歩進むだけです。進めば進むほどドイツ軍の密度は高まり、前進は困難になってきます。しかし無理な突出は反撃で潰されるだけなので、壁を作って着実な前進をしなければなりません。そしてファシストの最後の抵抗を擦り潰してください。
 
前へ
インデックスへ