グループ編成
パトロールシナリオでのグループ編成を考えてみます。と言ってもこれが絶対というようなものではありません。私の趣味ぐらいに思って読んでください。
なおフランス、イタリアは、考える気がしないので今回省かせていただきます。
勝利条件
パトロールシナリオで、勝利条件は3つあります。実際のプレイでは、常にこの3つを秤にかけながら、作戦を進めなければなりません。
1.距離4への前進
2.相手の分隊崩壊
3.時間切れ時により多くの勝利ポイント
1は移動によって達成されます。実際の上級者同士のプレイでは、1を達成するのはかなり困難でしょう。それも可能性があるのは、移動カードが多く、モラルが高く、人数の多い日本、ソ連だけでしょう。
2は射撃によって達成されます。射程の長いドイツ、アメリカ、イギリスが有利です。
3は両方によって達成されます。
すると日本、ソ連は、射撃と移動のバランスをとって編成し、その他の国は射撃優先で編成するべきと考えられます。
ドイツ
人数も少なく、射撃優先なので、だいたい決まっています。趣味によって2ー8や4ー6の分割でもよいでしょう。
なお数字はモラル、( )内の数字はパニック値です。
A 1,2(2),ASL
B 2(3),3,3,4,5,3(LMG),SL
基本的な作戦は、頃合をみて1距離だけ前進する以外は、よい地形に入って撃ちまくるだけです。
アメリカ
人数が多く、モラルが低いので、ローモラルグループを分割して防御力を高めます。
ドイツとの対戦で、ドイツのAグループが3人以下なら、BとCを入れ換え、こちらだけ側面射撃ができるようにするといいでしょう。
A 1,1
B 3,3,3,3,5,4(BAR),SL
C 2,2,ASL
Bグループ以外はおまけです。撃たれても気になりません。
火力グループは、火力でドイツに劣りますが、パニック値の高さと、手持ちカードの多さで対抗できます。
基本作戦はドイツと同じです。
ソ連
ソ連には煙幕もバンザイ突撃もないので、SLをDグループに隔離します。全回復というほとんど起こらない可能性を気にする必要はありません。
前進グループは、機関銃クルーとSLを除いたハイモラル兵で編成します。人数については火力効率の章を参照してください。
A 2(2),2(2)
B 2(3),3,3,3,3,4(4),ASL(LMG)
C 4(5),5,5,5
D 1,SL
Dグループは、かれ谷がベスト位置です。
B、Cグループは互いに援護しながら前進してVPをかせぎます。距離4への前進を狙うのは、よほどのチャンスに恵まれた時か、勝利が絶望的で最後の賭けと言う時だけです。
一旦相対距離2に近付ければ、射撃戦もそれなりに戦えます。
イギリス
「弱めのドイツ」という印象を拭い切れません。分割カードは両方使える、黒のヒーローでブレンガンの火力2倍、鉄条網、河川でも機関銃が[ ]つきにならない、という利点はあります。しかしモラルは低く、カードの交換がドイツより不便で、全体としてはドイツより苦しいでしょう。
基本的にはドイツと同じ考え方ですが、ドイツとの対戦ではアメリカと同じ考えで編成します。
A 1,2,SL
B 2,3,3,3,4,4(LMG),ASL
対ドイツ
A 1,2
B 2,SL
C 3,3,3,4,4(LMG),ASL
日本
まずLMGが赤5で故障するので、射撃戦にはとても弱いです。その代わり移動を中心として数々の特殊能力を持ち、うまく使えば最強です。
編成はハイモラル移動グループと火力グループです。
A 2,2
B 3,3,3,3,3,4(LMG),ASL
C 4,5,5,SGT OKIMOTO
主力はCグループです。移動、側面射撃で敵を撹乱します。Bグループの射撃は信頼性が低いので、チャンスの時に限定します。
基本作戦は、先行して前進しVPで優位に立つことです。一方的に距離2まで前進できれば、後は待つだけで勝ちです。優勢にできなかったら、射撃と前進の組み合わせでVPを稼ぎます。距離4への前進は常に念頭に置きますが、安易に狙ってはいけません。
対アメリカ、イギリスではBとCを逆にするのも良いでしょう。相手のBが火力グループなら、こちらの火力グループで側面射撃ができます。Cが火力グループなら3グループになって相手の火力が低下します。Aが火力グループなら、こちらのCグループの前進によるVPが稼ぎやすくなります。
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