地球最後の日ー最悪のシナリオー
1.最悪のシナリオ
もし地球が何の戦略も持たずに、強大な宇宙種族と出会ってしまったらどうなるでしょう?
第1ターンに、グインハイファールは初期の戦力と基地一つを維持し、イプシロンインディに植民。そこに新たな基地を設置し、全戦力をそこに再配備します。
そして戦時体制宣言フェイズ、地球に対する審判の声が響きます。グインハイファールは宣戦布告に1、予備の中規模艦隊、輸送艦、装甲軍団の投入に3、戦争終結の修正に4のVPを消費します。中規模艦隊はイプシロンインディの基地を守り、大小規模艦隊はソル上空を制圧します。そしてグインハイファールの全地上軍が地球に降下します。制宙権を持つ2倍の地上軍で攻撃し、少なくとも4ターンは戦争が続きます。(ソルを割譲すれば話は別ですが)ほぼ確実に地球とアルファケンタウリは占領されます。もしアルファケンタウリが残っても、次のターンには確実に落ちるでしょう。
第2ターンからテランの地下組織は活動をはじめますが、さいころ2個分の収入ではゲーム中盤まで蜂起できません。そしてそれまでは植民も技術発展もできません。やっとソルを取り戻しても、その頃には植民できる星系はなく、技術の遅れももはや取り戻せません。テランはただの原住民としてゲームを終えることになります。
2.命だけは・・・
もしなんらかの理由により、第1ターンに地球が生き延びたとしましょう。第2ターンにテランはタウセティとイプシロンエリダニに植民し新天地を目指します。しかしグインハイファールがこの2星系を攻撃したら、テランはそこを守る術がありません。ペリーンさえもそこにはまったく介入できません。
ここを失えばテランは以後一切植民できないと考えて良いでしょう。テランが植民できる直前のターンに、グインハイファールが先んじて植民することができるからです。わざわざパイを残しておいてくれるグイハイファールプレイヤーはいません。
いくら経済成長や技術発展があってもソル、アルファケンタウリ、プロキオンだけでは収入が少なすぎ、戦力も足りません。アウトレンジ攻撃は、ある程度戦力があって初めて意味があるのです。
結局地球を占領されなかったというだけに過ぎず、テランはただの中小国で終わってしまいます。
このようにテランは、軍事的には全く絶望的な状況にあります。
次へ
前へ
インデックスへ