サンダース軍曹
今日のASLはScroungin' ASL NEWS#38 sauve qui peut、フランス語でしょうか、こういうタイトルの映画「勝手に逃げろ」というのがあったようです。
ドイツはSS19.5個分隊と150ミリ榴弾砲のオープントップ2両と4号突撃戦車4両。アメリカは空挺10.5個分隊に81ミリ番外迫撃砲支援と4戦力対戦車地雷ですが、3ターンに空挺8.5個分隊とジープに積んだ57ミリ対戦車砲が出てきます。(位置が分かっていて正面を貫けない対戦車砲なんて役に立つんでしょうか?)
ドイツの勝利条件は損害と突破で40点以上稼ぐこと。ただし20点以上は損害でなければいけません。アメリカ軍は8ターン以降自分側盤端から脱出できますが、道路より左側では判定チェックが必要です。麦畑は森扱い、くねった一本道以外の道路は他の地形扱いで、道路以外は軟弱な地形としてボグチェックがあります。子供がドイツ軍、私がアメリカ軍です。
アメリカ軍はドイツ側に近い盤の道路付近に初期配置を強制されています。森とキツネ穴を利用して道路の自軍側に薄く並べます。ドイツは道路の右手から森を通って進入してきます(左側は進入禁止)。アメリカ軍にバズーカがたくさんあるので、戦車の侵入は正面でもバズーカに耐えられる4号1両が最初の道路へクスに入ったのみです。
3ターン頃になると、ドイツの正面の部隊だけでなく右手に回り込んだ部隊も射撃を始め、本格的な戦闘になります。するとドイツ軍は射撃でやたら3を連発するようになります。4なら狙撃兵の危険がありますが、3は萎縮も無く良いばかりで機関銃も連射できます。そのためもっと持つと思っていたアメリカ左翼はあっさり崩れて後退します。
しかもアメリカの番外砲撃は、通信失敗や観測員の混乱で攻撃できない内に、無線機が故障して終わります。しかしドイツは迂回した分本格的な攻撃の開始が遅くなっており、そこに丁度アメリカの増援が到着し総崩れを防ぎます。

(茶色のがれきが通れる道路)
道路のドイツ側入り口付近ではドイツの攻撃が少なかったので、アメリカ軍がまだ残っており、戦線が縦にできる奇妙な形になっています。そのためドイツの戦車もなかなか道路から入れず、あきらめて平地からボグチェックをしながら侵入してきます。当然ながらかなりボグになり戦車の前進ははかどりません。
そして第7ターン、アメリカは10点程度の損害を出しながら前線を支えていましたが、ここが潮時と全軍全速で後退を始めます。ドイツ戦車の脱出ももう間に合いそうもないので、もう2ターン生き延びればアメリカは勝てるのです。ドイツも全速力で追いかけますが、森の中にフルスタックで並ばられてしまうと、攻撃するにはまず隣接して倍火力の防御射撃を受けなければなりません。ドイツ軍はとてもそんな射撃を生き延びることはできず、アメリカの勝利です。
これはかなり攻撃側に難しい作戦を要求するシナリオのようです。対戦車地雷とバズーカの待ち受ける迂回の難しい一本道を戦車で通り抜けなければなりません。SSは強力ですが、入り口の迅速な確保、バズーカ兵の除去、敵部隊を取り逃がさないことなど、いろんなことを要求されており、全てを達成するには高度な作戦が必要でしょう。
ドイツ歩兵は一見近づきやすい右手の森を前進するよりも、SSの回復力を頼みに道路入り口付近ですぐに射撃戦を始めるべきだったようです。入り口を確保できたら道路から戦車を進入させ、アメリカの増援が来る前にできるだけ損害を与えて、手前の森は制圧したいところです。
プレイ予想時間は(39.5+7×3)×9÷60+1=約10時間で、実プレイ時間もほぼその通りでした。このプレイ時間予想は、うちのプレイ時間をかなり正確に予想できています。
インデックスへ