猫屋敷
今日のASLは、TAC49 "Big Cats at Bay"、追い詰められた大ネコ。Swamp catsの時もそうでしたが、なにか戦車をネコに例える風習でもあるのかなと思ったら、子供がパンサーやタイガーはネコ科だからでしょと。ああそういうことだったのか。1945年のドイツで、パンサーとティーガーIIを含むドイツ軍が、ソ連の攻撃を食い止めようとするシナリオです。ソ連は8ターンの終わりに真ん中のボードの全ての複数へクス建物を支配していると勝利です。またドイツのAFVをすべて破壊か捕獲しても即勝利します。
ドイツ軍は10個分隊とパンサー4両、雑多なハーフトラック5台に、第4ターンにはティーガーIIが2両出てきます。1個分隊相当が隠匿配置でき、AFVは建物内に初期配置できません。また事前照準もできません。
ソ連軍は、第1ターンにT-34/85が6両、第2ターンにIS-2m2両と2個分隊、第3ターンに14個分隊と152ミリ無砲塔2両、100ミリ長砲身無砲塔2両が出てきます。ソ連には120ミリ盤外砲もありますが、2回までしか使えず、1回は煙幕にしなければなりません。またソ連歩兵は1のみで捕獲パンツァーファウストが使えます。
マップにレベル2の丘は無く、真ん中のボードには事前砲撃が行われます。戦力評価をしてみると、防御側5%の優勢でだいたい良いバランス。子供がドイツ、私がソ連です。
ドイツの配置は事前砲撃を避けて真ん中のボードには置かず、ぎりぎりの線に並べます。まあこのシナリオルールならこれが正しいですが、このルール何なんでしょうかね。ドイツがなぜかあらかじめソ連の砲撃範囲を知っていてそれを避けた配置をし、ソ連はそれを知っても変更できないまま、誰もいない所を無駄に砲撃しなかればならないとか。標準ルール通りではだめだったんでしょうかね。
ということでソ連の事前砲撃は全く効果が無く、第1ターンT−34は全部町の手前の丘に登り、ドイツ軍は町に戻り始めます。そしてパンサーは町の外縁に固まって、次のIS−2mの襲来に備えます。その際T−34が1両、建物に隠れていたパンツァーシュレックに撃たれて撃破され、撃った半個分隊も爆風でお亡くなりに。

第2ターン、ソ連の120ミリ盤外砲はうまくパンサー3両のいる位置に落ち、これで少なくとも1両、ちょっと良ければ2両パンサーを無力化できるぞ!と思ったら3両とも効果なく、逃げ出してFFE内を通過したのにも当たらず、全く効果なし。さらにIS−2mは2両でパンサーに近づくものの、何発も撃ってもなかなか倒せず、衝撃、走行不能、そこから衝撃回復、さらに回り込んで撃ってやっと破壊。しかもIS−2mは1両が主砲故障に。なんてことやってる間にもう第4ターン。なんだこりゃ、もう2匹の大トラネコ出てくるぞ。
その間にドイツは戦車も歩兵も皆奥の3階建て建物に集まって、もう猫屋敷。ソ連軍は左右から近づきますが、建物前の石壁でハルダウンされたパンサーを正面から倒せるわけないし。裏手も森に囲まれ、近づく歩兵には24火力と9−2指揮官のスタックが待ち受けています。ソ連歩兵には9−1指揮官と軽機関銃しかないのに。ソ連どうすればいいの?
ティーガーIIが入って完全猫屋敷になってしまったら、もう手も足も出なくなります。その前に1両でもパンサーを倒さなければと、IS−2mは最後の賭けで石壁に守られたパンサーの正面に出てみます。が、背後の建物にパンツァーシュレック隠れてました。IS−2m撃たれて死にました。盤外砲支援も打ち切られました。ソ連もう終わりです。

ネコ科くんたちが強いので、ティーガーIIが出てくる前にパンサーを3両倒して互角くらいの感じですが、ソ連側の被害ばかり多く全然足りませんでした。最初ソ連は猫屋敷ができる前に、1、2両やられるのも覚悟でT−34を奥へ突っ走らせる手も考えましたが、パンサーとパンツァーシュレックに囲まれていきなり壊滅する危険もあって踏み切れなかったです。
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