フランス砲兵
今日のASLは、Turning the TideよりU21フランスの境界。ダンケルク撤退を支えるフランス軍に対し、グロスドイッチュラント連隊が攻撃します。ドイツは11ターン終了時に11個中7個の3階建て以上建物を支配していたら勝利です。一番大きい建物のフランス側1へクスだけ4階があります。また麦畑は果樹園になります。
守るフランス軍は、一線級9個分隊と25ミリ超長砲身対戦車砲1、75ミリ野砲2、105ミリ野砲1に、ドイツに近い側の盤にだけ置ける対人地雷18戦力です。さらに第5ターンには、2個分隊と37ミリ短砲身のこの時期としては硬めの戦車が2両、増援で出てきます。一方ドイツはエリート8、一線級8個分隊に、75ミリ短砲身の4号戦車2両です。
歩兵の戦力比はいいとして、防御側に攻撃側と互角の戦車がある上、さらに砲が4門もあるとなると、攻撃側苦しそうな気がします。子供がフランス、私がドイツです。
フランスは守る建物が11個あるからと言って、全部を守ろうとすれば各個撃破されて負けてしまいます。なのでフランスから見て左側6個の建物は捨て、右側5個の建物に戦力を集中します。特にドイツに一番近い建物には、隠匿を捨てて石壁の後ろに砲を一門置いて、しっかり守ります。
ドイツの進撃路ですが、左側の丘は建物の4階から機関銃や砲に撃たれてまず進めそうにありません。そこでドイツは真ん中の村を通って直接対峙する部隊と、右手から空いている奥の建物に進んで回り込む部隊で、突出した建物を半包囲攻撃する作戦を取ります。

第2ターンには、ドイツ鬼スタックがフランス建物4階の鬼スタックに隠蔽状態で対峙し、右手の部隊は奥の建物手前の林付近まで進みます。第3ターンになると、右手のドイツ軍は奥の建物群に侵入を開始し、中央の部隊は半個分隊を前に出して探りを入れます。
そして第4ターン、ここでフランス建物の4階を地域目標で狙っていた4号が致命的命中を出し、フランス機関銃部隊の2個分隊と中機関銃をいきなり除去してしまいます。ドイツ大ラッキー。奥に進んだ部隊も左に方向転換して、フランス軍に近づいていきます。こうなってはもう、フランス機関銃部隊がドイツ鬼スタックと戦うのは無理なので、4階を離れます。
第5ターン、これまでドイツの正面からの部隊は、フランスの突出建物を守る2門の砲が強すぎて、有効な攻撃を掛けられずにいました。しかしここで遂にドイツ迂回部隊は、フランス突出建物側面に接触し始めます。また4号戦車も一両前進して、砲の死角から突出建物を狙います。するとフランスは、突出建物の石壁内に置いていた75ミリ砲で、人力移動を試みてきました。そしてこれは成功し、しかもそれを撃った4号の攻撃も外れてしまいます。また増援のフランス戦車は、後方の建物の防衛線に加わりました。
第6ターン、ドイツは鬼スタックも前進させて、フランス突出建物を取り囲みに掛かります。そして人力移動をしてきた75ミリ砲がよそを向いてる間に、4号戦車を逃がそうと起動しますが、75ミリ砲は振り向きざまの射撃を命中させこれを撃破。さらに歩兵への追加射撃までしますが、これは無理しすぎで故障してしまいます。また探り部隊の犠牲で、突出建物前面には地雷原があることも分かりました。

第7ターン、ドイツは周りじゅうから射撃しますが105ミリ砲を倒せず、第8ターンの準備射撃でやっと沈黙させます。そこで突出建物に向かってドイツ軍は総突撃しますが、これがバタバタ混乱しまくり、たどり着いたのは隣の建物に1分隊だけ。しかもその白兵戦も、フランス戦車がいてドイツ軍が先撃ちなのに、逆に負け。残るドイツの可能性は、石壁までたどり着いた鬼スタックのみとなります。
第9ターン、ドイツ鬼スタックはフランス軍を混乱させながら突出建物に隣接しますが、自らも1個分隊が混乱。第10ターンには準備射撃で建物内のフランス軍を混乱させることもできず、もうここを占領できる可能性は無くなります。奥の方での無理な戦車や歩兵の突入もやはり止められ、ドイツ敗北です。
序盤の致命的命中で、もしかしたらと思いましたが、後半フランスの目がぶり返したこともあり、やはり戦力不足を跳ね返すことはできませんでした。これだけ防御側に砲・戦車戦力の優越があると、ドイツの勝ち目はかなり薄いと思います。アーカイブである程度ドイツも勝っているのは、例によってフランスが建物群全体を守ろうとして、各個撃破されているのでしょう。あと今回、戦車を建物に突っ込ませると、崩壊・地下室落下チェックがあるというのを忘れていました。
プレイ予想時間は、(31+4×3)×11÷60+1=9時間弱。実際には10時間くらいだったと思います。
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