撤退〜そこじゃない〜
 
 今日のASLは、ASL News 42のベトナムへようこそ。1940年ヴィシーとの協定が結ばれたので、インドシナの日本軍に撤退命令が出ました。にも関わらず現地のエリート部隊が、「攻撃されたら反撃してもいい」というのを勝手に解釈して、ヴィシーフランスが丘の上に準備した要塞レベルの陣地に突っ込んでいって勝手に戦闘を始め(反撃とは?)、当然のごとく撃退されたというありがちな日本軍。太平洋地形ですが、ジャングル、沼、竹林は茂みに、ヤシ林は岩場になります。
 フランス15個分隊と75ミリ野砲がトーチカ、塹壕、鉄条網で丘の上を固めています。しかも丘を登るには追加2MF/4MP(逆になってるシナリオ記述は恐らく間違い)がかかり、雨が降り出すと必ずどしゃぶりで地面が軟弱になって戦車は常に秘密ボグチェックを食らいます。
 日本はエリート17個分隊と、たった2火力の機銃や37ミリ砲が主兵装の謎戦車3両。9ターン以内に4つの丘の頂上(丘のIDの所)を同時に支配しろということですが、まあ無理でしょうね。アーカイヴでは日本が8戦全敗、戦力評価で見ても日本の勝率は2割。子供ヴィシー、私日本で。

 日本は単純に正面から突っ込んでもだめだろうと、遠距離から迫撃砲と中機関銃で支援し(エリートなのに重機関銃すら持ってない)、他の部隊で包囲するように接近し、位置に着いたら煙幕を撃って突撃かなと思っていたら、すぐに雨が降り始めます。
 隠ぺいを付けたまま移動して丘を半包囲した日本軍ですが、戦車はボグを連発して遅れ、一向に雨は止まず煙幕が撃てません。時間が無いので煙幕も無しに一斉前進を始めますが、鉄条網に囲まれ塹壕で埋まった丘の上なんか、この程度の戦力で攻め落とせる訳ありません。戦車なんてやっと2両が隣までたどり着いたのに(1両は既に走行不能)、鉄条網でまた2両ともボグです。

 当然ながらやっぱり日本無理です。突き進むことしか考えない無能組織はいつの世でも悲惨ですね。

 
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