幸運でムーズ河を越えても
 
 珍しくASLの新作を買って、今日はAction Pack #21 Blitzkrieg to ParisのAP231Crossing Chaos 混沌を渡って。ベルギーに侵攻したドイツ軍を食い止めるため、ベルギー工兵はフランス軍後衛の退却を待ってから、ムーズ河に架かる橋を爆破するつもりだったが、ドイツ装甲車両に先を越されてしまった。ドイツは5ターン終了時に、非クルーの統制MMCを1個でも河の西に持っていたら勝利です。隠匿ベルギーヒーローが、第3ターンから橋に完全設置された爆薬を爆破できますが、モラルではなくターンより小さい目を出した時に成功します。
 守るフランス軍は、8個分隊と25LL対戦車砲2門を初期配置しますが、2個分隊は河の東側に置かなければなりません。そして第3ターンには、2個分隊と4火力機関銃戦車2両が西からやって来ます。
 これを攻めるドイツ軍は、12個分隊と爆薬1、75*の4号戦車2両、20L(4)の装甲車3両、機関銃装甲車1台が第1ターンに東から入ってきます。
 ドイツ軍は一本橋越えですが、フランス軍は一部が河向こうで一部が後半の増援になっており、ドイツはたった1MMC渡っているだけで勝てるので、戦力評価では河越え補正を軽減して0.75倍とします。するとドイツの予想勝率は4%。
 確かにドイツは不利そうだけど、ここまで厳しいかな?サンプルの少ない初期戦で小規模シナリオのため、誤差が大きいかもと思い、このままやってみます。子供がドイツ、私が連合軍です。


 フランスは、橋をまっすぐ睨む石造建物に軽機関銃を持った主力を置き、橋を渡るドイツ軍にファイアレインを撃てるようにします。しかし一か所だけでは煙幕で無力化される可能性があるので、左右あちこちから橋の出口を狙っておきます。
 ドイツは弱い装甲車両を温存し、前面装甲3の4号と共に歩兵でフランス軍の橋守に迫りました。ターン後半、ドイツ軍の射撃はあまり効きませんでしたが、狙撃兵でフランス橋守1個が混乱。そのまま第2ターンには4号が橋向こうに煙幕を撃って、ドイツ歩兵は橋に駆け込もうとします。
 ところが残った1個の橋守による臨機射撃と残留火力で、ドイツ兵がバタバタ混乱クラス低下。ただでさえ不利なのに、このサイの目では勝てないので、ドイツ投了です。


 これではシナリオのバランスが分からないので、後日ソロで再検証しました。フランスは同じような配置です。
 まずドイツは橋の監視所に装甲車を迂回させ、スタンになりながら橋守の防御射撃力を奪いました。そして9−1指揮官+(5−4−8+LMG)×3の24火力スタックを、4号戦車とアーマーアソールトして監視所に隣接させます。それから前進射撃で2階の橋守を混乱させ、白兵戦で1階を倒して、一撃で橋の入り口を制圧できました。
 ターン後半には、装甲車が1両対戦車砲に破壊されますが、2階の混乱橋守は降伏します。ひとまずドイツ順調かな?

(下が東、隠匿も配置してある)

 第2ターン、ドイツは橋向こうに煙幕を置き、射撃で対戦車砲をディスラプトさせ、ドイツエリートを射撃待機させた上で、歩兵と装甲車を橋に進めます。煙越しのフランス軍射撃とファイアレインに、一部のドイツ部隊は混乱するものの、一部は橋にたどり着きました。
 ターン後半、橋の上の装甲車は、もう一つの対戦車砲に撃たれて衝撃になりましたが、連射した対戦車砲も故障。これは次に壊れ、ドイツ最大の懸案だった対戦車砲が、いきなり片付いてしまいました。これはドイツかなり良い感じでは。
 第3ターン、衝撃から回復した装甲車も含めて、ドイツ軍はさらに橋を進みます。ここでベルギー工兵が爆破に成功すれば連合軍の勝ちでしたが、今回は失敗。ドイツ軍は突撃でさらに爆薬へ戦力を積み上げます。完全設置の爆薬は、敵歩兵ユニット1個ごとに、1故障しやすくなるのです。
 ターン後半にはフランス増援が到着しますが、爆破はまたも失敗。どんどんドイツ有利になってきました。


 第4ターン、ドイツは煙幕配置に失敗したものの、爆薬には半個分隊6+指揮官1を積み、優勢な火力の圧でフランス機関銃スタックを後退させています。ベルギー工兵はようやく爆破スイッチを押せましたが、これだけ積まれるとDR5以上故障となり、やはりワイヤーを切られて爆発しませんでした。フランス軍は前面に出てドイツ軍最後の前進に備え、増援戦車も建物に突っ込みますが、1両は地下室落ち。
 第5ターン、今度こそ煙幕配置に成功し、ドイツ軍は橋から対岸に進みます。そして防御射撃にも耐えたドイツ先鋒は、隣接する建物に白兵戦を掛けて混戦となり、エリートフルスタックがそれに続きました。フランスはこれを倒さなければ勝てず、ドイツは優勢じゃないかな?
 しかしターン後半になって考えてみれば、フランスは混戦にするだけで、ドイツ兵を非統制状態にできてしまいます。そこで射撃の効きにくい煙幕の中を撃つのではなく、全員でそこに向かって進むことにしました。
 まずはフランス戦車が建物から出て、それを4号が迎撃しましたが、追加射撃までして砲故障。そのままフランス戦車はドイツエリートスタックに突っ込んで、オーヴァーランを掛けたものの効かず、対応射撃で破壊されました。しかしこれで1回撃たせて火力が半減したので、フランス歩兵が次々と隣接していきます。彼らの一部は煙の中からの射撃によって混乱したものの、3個分隊と指揮官が生き残りました。またフランスは混戦中の所にも援軍を送ります。
 ドイツは2か所のどちらかで、フランス軍を全滅させ、自分たちは生き残らなければなりません。しかしドイツ装甲車が迂回していて、先撃ちされる混戦の所では、ほぼ無理でしょう。なので実質頼みはエリートスタックの所だけ。戦力は僅かに有利なだけで、確率は4分の1くらいしかなく、結局ドイツの運もそこまでは続かずに、フランスの勝ちです。



 ドイツがこれだけ運に恵まれても、結局最後は4分の1程度でしか勝てなかったということは、やはり予想通りの勝率4%ほどで正しいと思われます。ただバランスは悪いものの、ドイツも何とかなるかと色々考えられて、それなりに面白かったです。

 
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