My Day
 
 今日はデラックスASL5のリトルスターリングラード、’44年にドイツ軍はソ連軍のウクライナでの攻撃に捕らえられつつあるようです。ソ連は損害と突破により9.5ターンで40VP以上稼がなければなりません。これに自分の損害は影響しませんが、増援を要請すると来た戦力に応じて必要なVPが増えます。建物は全て木造で、ドイツは4個分隊までの隠匿配置ができます。
 守るドイツはSS16個分隊と75ミリ長砲身対戦車砲2つ。攻めるソ連は一線級33個分隊と43年型T−34が6両に、120ミリ盤外砲です。さらに2ターン以降増援を要請でき、要請するとサイの目により一線級分隊1〜4個かT−34が出てきます。ただし4−4−7分隊とT−34は損害や置き換え等でユニットが減っていなければ補充できません。
 子供がドイツ、私がソ連です。


 ドイツは中ほどを走る道路の向かいの建物群で徹底抗戦の構え。ソ連は2つの機関銃スタックを、ドイツの大スタックから見えない位置の、中央と右の建物3階に昇らせ、他は右寄りに広がって前進させます。ドイツはこれを見て、ソ連右手を守る形を整えます。
 第2ターン、ソ連の増援は左側から3個サブマシンガン分隊。ソ連は機関銃スタックを射撃待機させると、右手では歩兵を敵が見える位置まで前進させ、中央では戦車を途中まで進ませます。さらにドイツ軍は左手の守りが薄くなっていたので、増援と共に中央の歩兵を左手に回しますが、ドイツ大スタックに撃たれる位置には、怖くて出られません。
 防御射撃では、右手に出たソ連2個分隊が36火力−2指揮官付き鬼スタックに撃たれ、混乱と損耗士気喪失になります。そして待機射撃のソ連機関銃部隊は、見える敵がいないので、中央のいかにも砲を置くのに最適な建物を撃ってみます。するとまさにそこに2門が隣り合って入っており、しかも射撃の目も非常に良く、操作班は2個とも除去されてしまいます。これはソ連超大成功。
 ターン後半、ドイツは回り込まれた右手を手当てするため、移動した大スタックをまた戻します。ソ連軍はこれに防御射撃しますが、小さいスタック対SSにも関わらず、一部を混乱させることに成功。これにはドイツ怒りのアサルトライフル前進射撃でモラルチェックをお返ししますが、なんとソ連軍にも関わらず戦禍でヒーロー登場&クラス上昇。なんだこりゃ。ドイツぶち切れ。

 第3ターン、ソ連の増援は左端から4個サブマシンガン分隊。−2−7は攻撃に有用で、増援の目も非常に良いです。ソ連は目標の無くなった機関銃スタックを建物から降ろして前に進ませ、最前線では兵力を厚くし、戦車もやや前に出していきます。
 ドイツの左手では、建物の隙間から奥をソ連軍に狙われているため、ドイツはここで後退せずに前線で対峙しました。しかしソ連のサイの目はまた炸裂し、強靭なSSのはずなのに、ここまででもう2個分隊と8−0指揮官1人が除去されています。さらにドイツは右手でパンツァーシュレックを持った半個分隊を林に進め、隣のT−34撃破を狙いましたが、T−34に致命的命中を浴びせられあえなく除去されます。

 第4ターン、ソ連の増援は1個分隊と8−0指揮官が左から。指揮官は普通の登場表どおりなので、8−0は2D6の3以下でしか登場しません。本当にソ連は目が良い。そしてソ連は準備射撃で左手を守るドイツスタックを撃ち、これがまた大当たりしてドイツ分隊は2個とも混乱してしまいます。ソ連はこれに乗じ、戦車を後ろに回り込ませて混乱したドイツ分隊を取り囲み、退却不能で除去してしまいます。さらに白兵戦で一人残されたドイツ9−1指揮官も除去されます。一方ソ連右手では、準備射撃で前面のドイツ軍を取り除き、道路を渡るための横断歩道戦車を進めました。しかし中央では前進してきたドイツ軍のパンツァーシュレックにより、T−34が撃破されてしまいます。
 ターン後半、ドイツはあまりの損害に、この線での防衛を諦め後退します。その際右寄りに後退したドイツ鬼スタックは、先ほどドイツ軍を包囲除去したT−34を、パンツァーファウストで撃破するのに成功しました。


 第5ターン、ソ連はもう増援を要請しません。ドイツ鬼スタックがソ連左手側に動いたので、それでできた中央の隙間に、ソ連左手の部隊がいくつか回り込んで入り込みます。また右手のソ連軍は、ばらばらに広がって道路を越え、中央右手の建物群に残ったドイツ軍に迫ります。ここまで来ると戦力差が圧倒的になり、ドイツが多少損害を与えても全然足りません。ドイツはさらに下がるしかありませんが、鬼スタックだけは中央のソ連軍に立ち向かい撃退していきます。
 第6ターン、ソ連は右手でさらに前進。このまま普通に戦っていたら勝てないと、ドイツは鬼スタックでさらに攻撃します。しかし第7ターンのソ連準備射撃で、9−2指揮官と1分隊が混乱。ソ連は大混乱を被りながらこれを取り囲み、退却不能で除去します。右手でもソ連はドイツ軍に損害を与え続け、ドイツ軍はブロックを捨てて最後の中央建物に後退します。そして唯一ブロックに残っていた混戦中のドイツ軍に対し、ソ連軍は味方もろとも36火力で撃って混乱させ、次の準備射撃でこれを除去します。

 第8ターンもソ連軍はばらばらに広がって、敵が狙っている道路も構わず前進を継続。隠れていたドイツ兵が、戦車にパンツァーファウストを撃ってみますが、当たりません。もう後が無いドイツは最後の勝負を挑むべく、大半の残存戦力を中央の石造建物に集め、道路を渡るソ連軍を阻止する構え。
 そして第9ターン、その辺に落下していた盤外砲を移動して、ふわふわ煙幕に変えたソ連軍。これが正確な着弾判定で、1D6の1のみを見事に出し、ドイツ軍の射線を完全に塞いでしまいます。突破を阻止するものがほぼ無くなったので、ここでソ連の勝利です。


 最近サイの目は子供の方が良いことが多かったのですが、今日は完全に私の日でした。ただこのシナリオは前半ソ連が増援を呼びまくれば、もともと戦力的にソ連がやや有利な気がします。
 予想プレイ時間は(59(増援数は実績)+6×3)×9.5÷60+1≒13.2時間ですが、実際には15時間くらいかかりました。
 
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