いくら腕利きでも無理なもんは無理
今日のASLは、A13のAble at Cesaro、セサロの腕利き、かな?シシリアに上陸したアメリカ軍はセサロ村で丘を守るイタリア軍を攻めます。アメリカは10ターンの終わりに、丘のレベル3のへクス7つの内5つ以上支配していたら勝利です。
イタリア軍は20個分隊と弾薬の少ない80ミリ盤外迫撃砲を呼べる電話2つ、地雷48戦力で、5個分隊が丘のボードに隠匿配置できます。アメリカは18個分隊で、どちらも一線級です。果樹園はオリーブ畑で、建物は全て石造です。
いくら相手がイタリア軍でも、丘を攻めるのに攻撃側の方が少なくて防御側に盤外砲って、アメリカきつくないですか?戦力評価では防御側26%の優勢でアメリカ必敗なんですが、腕利きだからなんとかしろってことですか?結末を読むと、「イタリア軍は丘の上に防御陣地を築いていたのに、アメリカ兵を見たら丘を降りて戦闘を初めてしまったが、これは災害レベルの戦術誤りだった。」?それって普通に戦ったらアメリカ無理ってことなんじゃないですか?これでどうしてアーカイヴではアメリカが4割も勝ってるんですかねえ。
まあやってみます。イタリアは子供がイタリア、私がアメリカです。
イタリア軍は丘の上を中心に、前面の建物や川にも配置。アメリカ軍は盤外砲に備え、広がって前進します。またアメリカにはジープがあるので、これに半個分隊を乗せて、中央のイタリア軍の後ろに向かって道路を突っ走り、射撃を躱して背後を取ります。これで建物のイタリア兵は包囲され、後の射撃で降伏。
アメリカ軍はさらに左右でも前進し、イタリア兵を左手では混乱させ、右手では降伏させます。また迫撃砲も、撃ってきたイタリアの迫撃砲を混乱させました。
こうして序盤こそ順調そうに見えたアメリカですが、イタリアの盤外砲撃や丘の上からの射撃が始まった途端、モラルの低いアメリカ軍はぽろぽろ混乱していきます。しかも丘の上を撃って電話指揮官を除去するなど、前進を支援し続けていたアメリカ迫撃砲も、半ばで次々と故障。もう盤外砲撃が尽きないとろくに進めそうもありません。
それでもアメリカ軍はなんとか一部の兵が川を越えて進みますが、イタリア盤外砲の弾が尽きたのはようやく第8ターン。あと3ターンしかないのに、ほとんどのアメリカ兵がまだ麓にもたどり着いておらず、混乱中の者も多い。しかも丘の上にはイタリア軍が残っている上、隠匿配置もまだ3個分隊おり、地雷は全て丘の前面に敷き詰められているはず。頑張ってここまで来ましたが、やっぱりアメリカ無理です。投了です。

まあ当然の結果ですね。今回盤外砲は合わせて5回降ってきましたが、両方が一発取り消しにでもならない限り、アメリカに勝ち目はないんじゃないでしょうか。
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