輝く朝日を背に浴びて
今日のASLは、アニュアル89のA12 Savoia!。ソ連軍の反撃によってドイツ軍の戦線に隙間ができたので、夜明けとともにソ連軍がそこへ前進したら、突如イタリアのサヴォイ騎兵が突撃して来ました。イタリアは10ターン以内に27VP以上を稼いだ上で、ボード27と31それぞれで元々の壕の過半数を支配したら勝利です。ステップ地形で早朝の日光の影響を受けます。
守るソ連は色々配置制限のある18個分隊と牽引中の76*歩兵砲1門、狐穴16、土塁1を配置します。予想外に反撃に驚いて、第1ターンに射撃すると、そのサイの目によってモラルチェックを受けます(連続射撃は除く)。
攻めるイタリアは第1ターン、9−2指揮官とエリート騎兵14個分隊が東から強制的に騎兵突撃し、第1ターンは自発的に馬から降りられません。そして第3ターンには西からエリート歩兵11個分隊が入って来ます。また70ミリ盤外砲の盤外観測員がいます。
このような状況で戦力評価が役に立つのか分かりませんが、朝日の効果により平地攻撃の補正を無しとして、ソ連8%の優勢で予想勝率7割5分となります。特に戦力・バランス調整はせず、子供がソ連、私がイタリアです。
ソ連のほとんどの部隊は互いに隣接しての配置を禁止されていますが、それでも最大限固まって守ります。これに対してサヴォイ騎兵は横一直線に突撃準備完了。

サヴォイ騎兵は輝く朝日を背に浴びて、次々とソ連軍に突撃!これに対しソ連軍が朝日の方向に撃つと、眩しくて+2修正を受けてしまいます。ただしこれは、60°角の外から撃てば朝日の効果を受けないので、突撃したサヴォイ騎兵は脇から撃たれてバタバタ倒れていきます。
しかも突撃を繰り返していくと辺りは残留火力だらけになり、これも朝日の効果が無いので、だんだん攻めにくくなっていきます。なんとか抜けた者がある程度ソ連軍に混乱・損害を与えて行くものの、騎兵は死にやすくイタリア側の損害の方が遥かに大きい。最終的にサヴォイ騎兵はほとんど壊滅状態となり、イタリア投了です。

大方のサイの目はソ連がやや良かったものの、一番重要な前面をファイアレインで守るソ連中機関銃(騎兵突撃を受けない林にいる)がいきなり故障したので、全体としては同程度の運でした。結局このような風変わりなシナリオでも、やはり集中決戦戦術が正解で、その結果もきっちり戦力評価の予想通りでした。
それから今回"with >= two hexes between each"をそれぞれ2へクス以上の距離と解釈してやりましたが、もしかするとこれは間に2へクス挟んで3ヘクスの距離という意味だったのかもしれません。もしそうならもう少しイタリアがましだったでしょう。
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