アッツ島、山高く谷深し
 
 今日のASLは、Critical Hit 3.1よりCH59 軍曹になってやる。アッツ島で追い詰められた日本軍は山に陣地を築いて頑強に抵抗し、アメリカ軍の攻撃は困難を極めていた。アメリカは6.5ターン以内に、日本に15損害ポイント以上を稼がれることなく、18VP以上を獲得したら勝利です。アメリカのVPは通常の損害に加え、塹壕の支配1つにつき2VP、谷以外のレベル4ヘクス支配1つにつき1VPが入ります。
 雪が積もっており、林が茂みになり、崩壊地形で、道と生垣は無く、建物と果樹園は岩場になります。また岩場は隠蔽地形とします。
 日本は5個分隊と機関銃重1中2軽1擲弾筒1と70*歩兵砲1門、塹壕(隠匿不可)5を、大きい山の山頂付近に配置します。2個分隊がHIPでき、どこでも隠匿隠蔽が置けます。
 アメリカは相対する丘の低い所に10個分隊と(軍曹になりたいらしい)ヒーロー1人、中機関銃1、高い所に5半個分隊と機関銃50cal1重2軽迫撃砲2、狐穴3を置きます。
 これまで戦力評価で同じ高さの丘から攻める場合は、丘の効果を打ち消すこととしてきました。しかし広域突破や短辺攻めによる丘の無効化規定をその後に入れたことで、これはもはや無くても問題無いと思われます。一応今回は丘の効果を打ち消すとして計算し、日本分隊を1個増やして、アメリカが2%優勢なだけにしてやってみます。もし日本が圧勝するようなら、もうこの丘効果打消しは要りません。
子供が日本、私がアメリカです。


 日本軍はアメリカの強力な機関銃に撃たれないよう、涸れ谷内に塹壕を配置してそこに隠れます。まあ当然そうしますよね。
 丘の上に残っていても撃つものが無いアメリカ軍は、全員で前進します。すると雪で足を滑らせながら登った丘の上に、日本半個分隊が隠れていて、不意打ちを取り格闘戦を仕掛けてきました。アメリカは2個分隊を失いかねない危ない所でしたが、運良く難を逃れ日本兵を倒しました。


 第2ターン、アメリカ軍はさらに近づいて、前衛は射撃戦を始めますが互いに効きません。
 第3ターン、アメリカ前衛は小競り合い。正直日本軍が涸れ谷内の塹壕に籠ると、アメリカ軍が攻撃するには、モラル6で先制倍火力射撃を食らうしかありません。これで塹壕を落とすなんて無理では?
 アメリカには何の成算も無く、ひとまず後詰めを進ませますが、隠れていた日本分隊に撃たれてフルスタックが全混乱し、ヒーローも軍曹になる前にお亡くなり。日本兵はニンジュツで雪の中に隠れていたのかもしれませんが、常人のアメリカ兵にこの裸山で逃げ隠れする場所など無く、丸ごと降伏です。アメリカ投了。



 アメリカ全然勝てっこありませんね。もちろん同じ高さの丘から攻めると丘の効果が打ち消されるというのは、廃止することにしました。このシナリオは日本が18%優勢の必勝となります。

 
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