普段見ていない条件
今日は以前浜甲子園さんとやったAP74 Batty-Pを家でもう一度やってみました。前回は煙幕を十分撒かずに前進し、主力スタックに事故が起きて負けてしまいましたが、そうでなければ勝ち得たのか試してみます。
今回はバランスルール無しで、子供がイギリス、私がまたドイツです。
イギリスが奥の勝利条件建物付近に集まっているので、丘に置くドイツ軍は長距離砲を持つ戦車と機関銃スタック1つだけにして、他は第2ターンに側面から侵入することにしました。
第1ターン、丘のドイツ軍が街の見える所まで進むと、町にいた対戦車砲に戦車が1両破壊されます。ターン後半は対戦車砲が効かず、ドイツ戦車はイギリス1ユニットを混乱させました。
第2ターン、丘の戦車は対戦車砲に煙幕を置き、機関銃スタックは遠すぎてあまり効かないので前進します。そして右からも歩兵と戦車が、大挙して侵入すると・・辺りをくまなく探しながら進んだのに、向こう側の森に対戦車砲が隠れてて、戦車2両やられた。脇から入ってくれば必ず撃てるし、来なくても丘の上を撃てるし、良い位置だなあ。さらに道路まで進んだスタックも、細い隙間から機関銃に撃たれて損耗混乱。ターン後半には装甲車1両がまたやられました。

第3ターン、丘の上の戦車は皆助かったものの、3両中2両が煙幕切れ。そして右側には途中に道路が二本あり、そこを見張られて近づきにくいので、結局多くの部隊が遠回りします。盤外砲にも撃たれ始めてるし、イギリスは山ほど機関銃持ってるし、こんなのあと3ターンで石造もう3ヘクスなんて取れる気しないんだが。
ターン後半、降って来たイギリス攪乱砲撃は、木造建物に致命的命中。さらに主力スタックが完全に覆われているので、次に進もうとすると平地で攻撃を受けてきつい。しかも主力スタックは迫撃砲で煙幕落とされた上に、軽機関銃2丁が故障し、射撃戦もできない。ドイツもようやく致命的命中で対戦車砲吹っ飛ばしたけど今更で、どう考えても間に合うとは思えない。
次のターンの準備射撃までやってみましたが、奇跡も起きずドイツは投了です。

前回負けたのは運や作戦のせいよりも、ドイツに不利な条件が重なっていたのが大きいようです。
・ターンが短すぎる。第1ターンがほぼ使えず、この道のりなのに実質4.5ターンしかない。
・SWがイギリス多過ぎドイツ少な過ぎる。ドイツは攻撃側なのに射撃戦で負ける。
・対戦車兵器が強過ぎる。ROF3の57L砲2門とPIAT3つ相手では、ドイツ戦車が支援し続けるのは難しい。
・地形が悪い。イギリスだけ石造にいて、ドイツに良い射撃位置が無く、途中に高移動コスト低TEMの地形が多くて、射撃戦も接近も不利。
こういった事は普通どのシナリオでも適切なバランスにしてあって、いつもなら特に気にしなくてもいいのですが、このシナリオではあまりに崩れていました。
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