遠くからバンバン
今日のASLは、TAC58 29 Let's Go!。良く分かりませんが、同名のアクションパックの説明によると、2万人以上の死傷者を出した第29州兵師団のことらしいです。Dデイの2日後アメリカ軍は艦砲射撃の後、戦車を伴ってドイツ軍の守る港町を攻めました。しかし川や沼に妨げられ、攻略は容易ではありませんでした。アメリカは8ターン終了時に、10個以上の石造建物を支配していたら勝利です。ボード16では、生垣がボカージュに、麦畑は泥平地になり、道路を外れると戦車は泥の時のようにボグチェックをします。またボード22の建物は石造になります。
守るドイツは9.5個分隊と地雷12戦力、81*迫撃砲1門、塹壕4です。事前砲撃を受けます。
これを攻めるアメリカは、エリート3個分隊を初期配置し、一線級6個二線級6個分隊と75ミリシャーマン4両が第1ターンに侵入します。
戦力評価による予想勝率は、戦車優勢のある平地攻撃と見てアメリカ59%。悪くないバランスなのでこのままやります。子供がドイツ、私がアメリカです。
事前砲撃が大外れで、ドイツ兵はほとんどが砲撃を免れ、たった1個受けたチェックも成功。逆に右の森は火事だらけになり、アメリカの迂回移動を妨げるでしょう。なんかアメリカ最初からきつそう。
アメリカ軍が進入すると、ドイツは20へクス以上離れた建物3階から重中機関銃や誘導した迫撃砲で撃ってきました。アメリカ2個分隊混乱。こんな所まっすぐ進むのは無理なので、橋を渡るのに成功した歩兵は、左に回ってボカージュの中を進むことにします。ドイツは、進んで来た初期配置のアメリカスタックに煙幕を置き、前の部隊を建物から出して前面の森に布陣させました。
第2ターン、アメリカは戦車の支援を受けながら、歩兵がボカージュの中を前進します。しかしドイツ機関銃がROFバーストし、遅れて川を越えたアメリカ部隊が撃たれて、遠距離にもかかわらず1個分隊除去1個分隊混乱。一方アメリカの攻撃は全然効きません。

第3ターン、ドイツの遠距離射撃は煙幕越しでもバンバン当たって、アメリカ軍は混乱が続出し前線火力が足りない。ドイツは前面の部隊を建物に引き揚げました。
第4ターン、アメリカは煙幕迫撃砲を使いながらやっと前面の森に入ります。しかしやっぱりあった地雷に嵌りました。アメリカは歩兵の半分くらいしか前線に着いておらず、遠距離射撃の妨害で後詰めも速やかにはたどり着けないので、次のターンにすら本格攻撃は始められません。残る3ターンで、無傷のドイツ軍が守る建物を10個取るなんてまず無理なので、アメリカ投了です。

アメリカは事前砲撃が大外れの上に、遠距離でもやたら当たるドイツ機関銃にやられるばかりで、どうにもなりませんでした。橋の方は戦車が煙幕迫撃砲を撒きながら少数の歩兵だけが随伴し、残りの歩兵は左の泥平地を1個ずつパラパラとボカージュに向かって進んだ方が良かったのでしょうか。
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