馬謖も笑う
今日のASLは、T3のRanger Rtronghold。イタリアでアメリカのレンジャーが守る丘にドイツの反撃です。ドイツの勝利条件は、6ターンの終わりに丘の尾根とアメリカから見てその左手から、混乱していないアメリカ軍がいなくなること。ドイツは1、2線級分隊各6個ずつと4号戦車2両で、アメリカは空挺5.5分隊ですが、アメリカには10−3の超強力指揮官がおり、ドイツの最高指揮官はイラータで9−2から9−1に下げられています。このシナリオは珍しく攻撃側が先に配置します。
子供がドイツ、私がアメリカです。
ドイツは配置できる一番前に部隊を並べ、戦車を一両レベル2に置きます。これを置かないとアメリカがレベル2で守れてしまいます。そこでアメリカは大半の兵を丘の頂(レベル3)に置き、両脇に対戦車用のバズーカ兵を置きます。このシナリオは検索するとリプレイがたくさんでてきますが、丘の頂に主力を置いている例が全くありません。馬謖も「命令に背いてでも丘の上を取れ」と言っているのに。
第1ターン、ドイツは前進しますが、丘の頂の10−3指揮官がいると思われるフルスタックが怖くて、これが見える位置には進めません。

アメリカは側面防御のバズーカ隊を少し後退。
第2ターン、ドイツは尾根の死角を使ってアメリカフルスタックから2へクスまで接近。戦車は右手からフルスタックに狙いを付けます。アメリカはフルスタックを狙う戦車にバズーカを近づけます。
第3ターン、ドイツはフルスタックに戦車で煙幕を撃ってから、一斉に尾根に向かって前進し、一部損害を受けるものの、フルスタック2個が尾根に登ってアメリカフルスタックと対峙。アメリカはバズーカで煙幕戦車を破壊し、他の部隊は皆尾根から降りて左手の森に隠れます。ドイツ軍のいる所からここは見えません。
第4ターン、ドイツは戦車をアメリカフルスタックに突っ込ませ、バズーカに撃たれて炎上して煙幕となったところに歩兵で接近。しかし煙をものともせぬ10−3の指揮は第一波を撃退。ドイツは突撃で第二波を隣接させます。
ターン後半、10−3の準備射撃で第二波を撃退すればアメリカの勝ちかと思われましたが、なんとこれが大外し。逆にドイツの防御射撃で10−3以下2個分隊が混乱します。
これはドイツ大逆転かと思ったのも所詮ぬか喜び。第5ターンの始めに10−3指揮官は一発回復し、中機関銃分隊もファナティックになって回復。後2ターンで、未だ一つも損害を受けていない10−3率いるアメリカ軍を全部倒すとか、絶対に無理。ドイツ投了です。

「どうだ、やっぱり丘の上を取るのが良いに決まってるだろう。」馬謖も笑っています。なぜみんな丘の上に登らないんだろう。馬謖の所業のせい?
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