地の利は天の時と人の和に如かず
今日のSword & Fire: ManilaはSF11 Venture Into Carnage 大虐殺に踏み切る。東岸のアメリカ軍は、南側の警察署への攻撃を続けつつ、西側の市庁舎へ進み、日本軍の分断を試みた。日本が24CVP以下しか稼いでいないことを条件に、アメリカは8.5ターン終了時、市庁舎の5区画以上を支配し、立法府のブロックに18VP以上の部隊を置いていたら勝利です。雨が降っていて、5ターンからは夕暮れで+1LVがつきます。
守る日本は6個分隊と爆薬1、地雷18戦力、120L対空砲1門、37L対戦車砲1門、トーチカ1、鉄条網6、塹壕4、それに加えてサイの目で決まる3〜4個分隊と機関銃、火炎放射器、擲弾筒の追加部隊です。
これを攻めるアメリカは、14.5個分隊と10−2指揮官に、火炎放射器2、爆薬2、105ミリシャーマン1両、75ミリシャーマン3両、81*ハーフトラック1台、輸送ハーフトラック3台です。
アメリカは、120L砲という超強力な砲を相手にして、戦車優勢もなく、雨で煙幕支援も受けられずに、鉄条網と地雷で固める市庁舎へ平地を越えて行かなければなりません。アメリカの予想勝率はマイナス24%です。
このままでは問題にならないので、シャーマンを各タイプ1両ずつ増やし、普通なら3以下で止む雨を4以下で止むことにし、ハーフトラックも放棄できることにしました。これによりアメリカの予想勝率は44%になりました。
子供がアメリカ、私が日本です。
市庁舎を固める日本に対し、アメリカは主力を正面から、ハーフトラック部隊を立法府に回り込ませます。日本軍は展開しながら市庁舎に広がり、態勢を整えました。
第2ターン、大雨になり、正面に鉄条網が並ぶのを見たアメリカは、正面攻撃だけでは無理そうと一部の戦車を回り込ませました。しかし迫撃砲が次々と故障し、先行きは暗い。と思ったらターン後半に4を出して、突如雨が止みました。
と言ってもすぐに突入するのは無理なので、第3ターンのアメリカは慎重に攻撃準備を整えます。日本は付近に潜んだタンクハンターを突っ込ませるため、回り込んで来たシャーマンに煙幕を撃とうとしましたが、煙幕弾が無く断念。

第4ターン、再び雨が降ることは無かったので、アメリカは白燐弾を蒔き、予想外のハーフトラック突入を始めました。まず1台目は120L砲が居た市庁舎の角に横付け拘束。もちろんここには地雷があって走行不能になりましたが、街路戦闘にも耐えて乗組員は助かります。さらにその隣にも火炎放射器を持ったのがやって来て、やはりここにも地雷がありましたが、効かずに隣に逃げ延びてしまいました。しかしさらにそちらには37L砲が隠れており、絶好のチャンス。発射!衝撃、惜しい。アメリカは大胆にも37L砲にシャーマンを横付けして反撃に耐え、3台目のハーフトラックでその隣に分隊を降ろしました。
そして白兵戦。降りた部隊が突っ込んだ所にも地雷がありましたが、これも通過。なんか地雷が全然役に立ってないぞ。日本は不意打ちも取れず街路戦闘も効かず、3か所とも混戦に終わりました。そしてターン後半の継続白兵戦で日本は全敗。おかしいな、もっと固いと思ってたのに、あっさり抜けられたぞ。
第5ターン、アメリカは戦車ぐりぐりで鉄条網を破り、地雷原は戦車建物突っ込みで轍を作って、歩兵を送り込んできます。こうなってしまうと、数が少なく火炎放射器も来なかった日本軍では、反撃が難しい。中庭の塹壕から鬼スタックが撃ち、戦車には林に潜んでいたタンクハンターが突っ込み、建物では最後の白兵戦を仕掛けましたが勝てず、日本投了です。

有利じゃないかと思っていた日本の守りは、絶好のタイミングで雨が止んでそのまま降らず、地雷、対戦車砲、白兵戦の運もアメリカに良かったことで、あっさり崩されてしまいました。日本は地雷があれば側面の守りは十分だと思っていましたが、安全を考えてせめて要塞内の120L砲には半個分隊も置いておくべきでした。
他にも
・横付け車両に対しては全く格闘戦が効かないと思っていましたが、効かないのは車両そのものだけだったので、援軍を送って乗車兵に格闘を仕掛けるべきでした。
・歩兵同士で混戦になったところには、煙の中でもフルスタックを送って前進射撃し、12火力+5で撃ってみれば、モラルが8対6なので、一方的にアメリカ兵を混乱・ピンにさせられたかもしれません。
・ハーフトラックが衝撃になったところで、37L砲の射撃を止めてしまいましたが、まだ移動力とROFが残っていたので、シャーマンが来ない内にもっと撃っておくべきでした。
・37L砲を迂回したシャーマンに対し、建物から部隊を出して見える所に移動し、タンクハンターを呼び出すべきでした。なぜかタンクハンターの移動力8を6と勘違いし、煙のために移動力が足りないと思っていました。
等、後から思えば足りていない点もいろいろありました。日本軍は防御側でもしっかり反撃を考えないといけません(あくまで適切な範囲で)。
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