ブーゲンビルに散る
 
 今日のASLは、Buckeyes! のBuck7 ヌマヌマ道を上って。ブーゲンビル島に飛行場を確保した連合軍を島から追い出そうと、日本軍は反撃を準備していた。6ターン終了時により多くのVPを持っている方が勝利です。ただし日本は、勝利条件ヘクスを3個以下しか支配していないと、自動的に敗北します。VPは損害に加えて、支配している勝利条件ヘクスの内5か所が各1VP、中央の1か所が2VPになります。さらに除去された現地の補給物資運搬人(捕虜ユニット)1分隊につき、日本は1VPを得ます。浅いジャングルの太平洋地形で、小川は深いです。
 守る連合軍は、アメリカ3.5個分隊と中機関銃1軽迫撃砲1、忍びやかなフィジー(イギリスユニット)7個分隊と軽機関銃2軽迫撃砲1、現地運搬人8です。
 攻める日本は、11個分隊と機関銃重1中1軽2、擲弾筒2、爆薬1を、連合軍の北と東に配置します。
 戦力評価では、連合軍が広く散らばる勝利条件ヘクスと運搬人を守るために分散防御を強いられるため、日本軍を1.5倍で計算しました。すると日本の予想勝率が69%とまあまあのバランスなので、そのままやってみます。
 子供が連合軍、私が日本です。


 連合軍は東の深い川沿いに部隊を並べ、北側には大きなスタックを置きました。これに対し日本は主力を浅瀬の前に置き、1個小隊を北で対峙させ、もう1個小隊を北西から迂回させます。主力はまず擲弾筒2個で煙幕を撃って川越えを支援しようとしますが、煙幕・白燐弾ことごとく無し。それでも機関銃で正面のユニットを混乱させ、半個分隊が浅瀬を渡りました。日本は北でも半個分隊を勝利条件ヘクスに進めましたが、反撃を受けて除去されます。
 第2ターン、日本迂回部隊は連合軍中心部に接近。連合軍は部隊を引き抜いて対応しました。

(下が北、赤ダイヤは2VP、白ダイヤは1VP)

 第3ターン、日本軍は東でも中央でも隣接し、連合軍を押し込んで行きます。そして北では強力な連合軍機関銃スタックを避けて迂回しました。連合軍はここで北の主力を引き揚げ、東側の日本主力の阻止に回します。
 第4ターン、日本は東側と中央南西側から戦列を組んで突撃接敵し、決戦態勢に入ります。これに対し連合軍は中央で煙幕からの白兵戦を掛け、1勝1敗1混戦。一方東の射撃では日本の半個分隊を混乱させただけで、連合軍の混乱がだんだん増えてきました。


 第5ターン、中央部では日本が煙幕を逆用して、爆薬でアメリカ分隊と指揮官を除去。そして白兵戦では連合軍が勝ったものの、日本は東側で連合軍機関銃スタックを包囲してしまいました。連合軍の混乱部隊も隣接されて逃げ場がなく、これはもう日本がかなり有利な状況。

 ターン後半、連合軍は脱出を図りましたが、やはり無理でかなりの損害を受けてしまい、日本の勝ちです。

 日本の目が良かったのもありますが、やはり連合軍は守る場所が広過ぎ、日本軍による包囲攻撃を防ぎ切れませんでした。薄く広がると火力が小さくなって、日本の格闘や爆薬を止められず、連合軍は苦しくなります。そのため日本の予想勝率69%は妥当で、ジャングルでも分散を強いられれば防御不全で評価して良いようです。

 
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