全員徴募兵攻撃
 
 今日のASLは、AP13モスクワの守り。ドイツ軍がモスクワを目の前にした時、立ち向かってきたのは工場労働者の徴募兵と、失敗戦車T−35だった。ソ連は6ターンの終わりに、2つの工場を保持した上で、ドイツより多く建物区画を支配していたら勝利です。
 ドイツはエリート6.5個分隊で守り、ソ連は全員が徴募兵の14個分隊とヒーローとT−35が2両で攻めます。雪が降っていて、積雪があり厳冬で、教会の尖塔以外に上階はありません。
 ソ連か中国が徴募兵8割以上で攻める時は質を−0.5すると決めてから、初めての実例です。決めた時は本当にそんなシナリオがあるとは思っていませんでした。これで戦力評価をするとソ連6%の優勢で予想勝率6割になりますが、果たしてこの補正は適正なのでしょうか。子供がソ連、私がドイツです。


 先に配置するソ連は、中央の建物にスタックして配置。人海戦術も視野に入れているようです。
 これに対してドイツは、右側に歩兵を並べ、左側には機関銃スタックを隠して置き、ソ連が右に突っ込んできたら撃てるようにしています。しかしこれは、機関銃スタック自身が人海戦術を受けるのを、警戒し過ぎたかもしれません。一つ右側に置けば、ソ連の射程外から撃ち返すことができました。

 第1ターン、ソ連は右側で準備射撃。これが効かないとずらっと並んだドイツ軍の反撃を受け、下手すると大ディスラプトする危険な賭けでしたが、無事ドイツ分隊を混乱させました。左側では前進し、T−35はドイツ分隊に隣接します。
 ドイツ軍は防御射撃で1個分隊をディスラプトさせたものの、T−35の前進射撃によるモラルチェックで12を出して、分隊が損耗クラス低下。部隊少ないのにひどい。


 第1ターン後半、ドイツは混乱で空いた穴を埋め、機関銃スタックは隠蔽を付けたまま右へ移動します。
 そして第2ターン、ドイツは回復でまた12を出して損耗。もうドイツだめなんじゃないのか。
 T−35は街路戦闘をくぐり抜けて、ドイツ機関銃スタックを迂回。これで射撃を封じた所にソ連は包囲攻撃を掛けますが、ドイツスタックは無傷。そしてソ連は白兵戦を掛けるものの、戦車と指揮官の差でドイツスタックは不意打ちを取って離脱に成功します。


 第2ターン後半、離脱したドイツスタックは、隣から30火力射撃をソ連フルスタックにお見舞い!1KIA、で6が3つ。ヒーロー含めて3個除去。やっぱり徴募兵恐れるに足らず。そしてドイツは突撃で機関銃スタックを下げるかどうか考えますが、ここが勝利条件上の最終ラインなので、踏みとどまることにしました。
 しかし第3ターン、T−35は分離移動に成功し、ドイツ機関銃スタックのいる建物に突っ込んできます。そして地下室にも落ちずボグにもならず、オーヴァーラン。これは建物が固く効きませんでしたが、撃てなくなったドイツスタックをソ連徴募兵が取り囲みます。そして前進射撃では良い目を出し、ドイツスタック全員降伏。しまった、やっぱり下がっておくべきだった。徴募兵相手ならいくらでも反撃のチャンスはあったろうに。
 最後に逆転を狙ってドイツ軍は工場に走ってみますが、ことごとく混乱させられてソ連の勝ちです。



 全般にドイツの目が悪く、唯一良かったKIAも、あの火力なら徴募兵は普通の目でもだいたい全員混乱一部ディスラプトするので、不運を取り返すほどではありませんでした。もしサイの目が悪くなくて、ドイツの失敗も無ければもっと良い勝負になっていたでしょう。なのでソ連の予想勝率6割は実感通りで、全員徴募兵攻撃での質−0.5は概ね妥当そうです。

 
インデックスへ