市街にフロスト中佐あり
今日のASLは、Critical Hit # 5.2よりPB-CH(F) Bedlam Bridge 大混乱橋。アルンヘムの橋を押さえたフロスト中佐率いる英レッドベレーたちは、3号戦車を含むドイツ軍の攻撃を受けた。ドイツは5ターン終了時にイギリスより19VP以上稼いでいたら勝利です。VPは両者損害に加え、ドイツのみはイギリス配置範囲内の建物支配によって建物の(多分イギリスの支配していない)ヘクス数分のVPが入ります。
守るイギリスは弾不足で、空挺エリート8個分隊と9−2指揮官に、機関銃中1軽2PIAT3、57L対戦車砲1門、要塞化3です。
攻めるドイツは、5−4−8エリート11個分隊と機関銃中1軽4を初期配置し、第1ターンに3号戦車3両が入って来ます。
戦力評価では、火炎放射器も爆薬も無しに要塞を攻めることでドイツの質を0.1下げ、予想勝率はドイツ37%のまあ良いバランスです。これをより互角に近づけるため、レベル3の最大バランスルールで、イギリスから要塞化2とPIAT1を減らすことにしました。
子供がイギリス、私がドイツです。
イギリスは一番前中央の建物に2つのフルスタックを置いて、ドイツ軍といきなり正面決戦の構え。どちらかがほとんどダミーでどちらかが要塞に入った鬼スタックでしょう。
ドイツは最初の射撃でどちらを狙うかが勝敗の分かれ目。ダミーを撃ってしまった場合にもう一方から撃ち返されないよう、ドイツはフルスタック3つを左側だけ見える位置に積みました。そして射撃。はずれ。1個分隊しかいないダミーで、しかもただ混乱させただけ。
イギリスは一退一進して第2ターン。ドイツスタックスから見える所にイギリス軍はいないので、彼らは隠蔽を付け、半個分隊を3台の戦車に乗り込ませます。ドイツ戦車の駆け抜けを察したイギリス軍は一部を脇にシフトしました。
第3ターン、ドイツは邪魔しに来たPIAT分隊を撃ちましたが、ピンにしただけ。それでも多少火力は弱まったので戦車を駆け抜けさせましたが、中央建物からの射撃もあって乗っていた半個分隊は皆死亡。ドイツ負けです。

これイギリス要塞建物を撃破せずに歩兵が歩いて進むのは無理だし、爆薬火炎放射器無しで要塞を倒すのもかなり難しい。かと言って戦車に乗せて運ぶのも危険な上に、何とかたどり着いてもイギリスは歩兵を持って来るだろうから、そんなに多くのVPは取れない。戦力の割にドイツきつ過ぎない?
と思ったら「あっ、低火力市街戦判定にフロスト中佐入れるの忘れてた!」両軍の最大火力はどちらも24火力の同コラムですが、指揮修正の高い方はコラムを1上げて計算するよう、基準を直したのを忘れていました。イギリスだけ9−2指揮官がいるので、本当は低火力市街戦で0.75倍になり、ドイツの正しい予想勝率は10%でした。
やっぱりそうだよね。改めて低火力市街戦補正の正しさが確認されました。バランスルール程度では、これほどの戦力差を埋められる訳がありません。
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