レロス島コイントス
今日のASLは、シナリオ36 Rachi Ridge。1943年、東エーゲ海にあるイタリア領ドデカネス諸島の争奪戦で、ドイツはその1つレロス島に空挺降下し、島の中央のラチ嶺を押さえてイギリス軍を分断しようとした。10ターンの終了時に、東端にLOSの引けるレベル4のヘクスに統制ドイツMMCがいなかったら、イギリスの勝利です。林は茂みに、果樹園はオリーブ園に、涸れ谷はワジになります。
ドイツは5−4−8エリート13個分隊と9−2指揮官、機関銃中2軽4で、誰もいない所に空挺降下します。3ターンまでに盤内へ戻れないと除去され、除去された数の半分程度のイギリス軍を道連れにします。
イギリスは第3ターンに18.5個分隊と機関銃重1中2軽4、軽迫撃砲2が、第4ターンにエリート2個分隊と9−2指揮官、軽機関銃2が、東か南東から入って来ます。
戦力評価ではイギリスの予想勝率が39%ですが、長距離の狙い撃ちを表すブービートラップと7の狙撃兵でドイツ軍は降下時に損害が出やすいので、戦力的には良い勝負でしょう。
しかしそれよりも降下位置の運の影響がかなり大きそうで、そのために今までこのシナリオは避けてきました。しかし最近射撃のサイの目で負けてばかりなので、それなら降下の運の影響が大きくても同じことだと思ってやってみました。
子供がドイツ、私がイギリスです。
1戦目は3つのウイングで兵数の多い2つが盤外や盤端ぎりぎりに落ち、丘を守りようが無いのでドイツ投了。やっぱり降下の運大きい。
2戦目、また2つのウイングが降下場所を見失いましたが、偶然両方が丘の近くに降りました。降下時に1個分隊分の損害が出たものの、今度はドイツが有利そう。3ターンまでにドイツは丘に集まります。
こうなると長い面からの丘攻めは、戦力評価で攻撃側半減と見るほどのきついものになるので、イギリスは丘の細い側から攻めることにしました。こちらからなら建物も足掛かりになります。
第4ターン、イギリスは慎重に進みますが、この丘は他の丘と違ってワジや崖が邪魔で、完全には細い面から近付けないので、攻めにくい感じです。

(下が東)
第5ターン、イギリスは建物を利用したウミガメ戦術に移行しますが、丘が遠すぎる。
第6ターン、イギリスの火力が脅威になって来たので、ドイツ軍は見えない所に隠れます。それならイギリスは一気に前進。さらに鬼スタックは手前の丘に登って遠距離戦に賭ける。が、丘に登って近付こうとすると、陰に隠れているドイツ軍に撃たれる配置になっていて、イギリス軍はどうにもならず撃ち負けました。ドイツの勝ち。

やはり空挺降下の運だけで1勝1敗。この大丘は細い側と言っても細くなく、むしろ接近路が制限されて、ドイツ軍が全軍で先着して守ったら、イギリスに勝ち目はありません。1ウイングだけが離れた所に降りた時のみ、まともな勝負になる感じです。
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