色々条件悪いのだわ
 
 今日のASLは、Kampfgruppe Peiper IIのKGP6家捜し。バルジの戦いで力が尽きたパイパー戦闘団に対し、タスクフォース・マクジョージは濃い靄の中を攻撃に向かった。アメリカは7ターンの終わりに、小川の向こうの建物を5へクス支配し、30VP以下の損害しか受けていなかったら勝利です。
 攻めるアメリカは10.5個分隊と、道案内の地元民(パルチザン半個分隊)2個、シャーマンの105ミリ榴弾砲型2両、76L型3両、75型5両とハーフトラック5台。車両は全て機動中で一列に並んで道路に配置され、ハーフトラックには各1個分隊を載せなければなりません。またパルチザンとスタックする部隊は、林を1移動力で移動できます。
 そして守るドイツは、9−2指揮官率いるSS4個分隊と地雷8火力、75L対戦車砲が初期配置。第2ターンにはSS3個分隊とティーガーII1両が出てきます。
 戦力評価は丘攻めとティーガーIIを破壊できない事で、アメリカは歩兵戦車共に0.5倍され、ドイツ7%の優勢で予想勝率は6割。いくらか不利ながらアメリカもなんとかなりそうな戦力ですが。子供がドイツ、私がアメリカです。


 ドイツは全部隊を4つの建物が集まっている所に配置。アメリカはこれをどう攻めるか考えますが、うーん、考えれば考えるほど厳しい気がしてきた。
 集落に続く舗装道路は途中にAT地雷が2個。これを避けようとすると、KGP特別ルールで舗装道路以外は全て軟弱地面で車両はヘクスサイドごとに追加1MPがかかります。そして左側は森と有刺鉄線でさらに足を取られ、右側はクレスト斜面で登れない所も多い上、有刺鉄線、丘、生垣でかなり時間が掛かる。濃い靄で遠距離射撃がほとんど効かないので、早く近づかなければいけないのに、これではティーガー登場までに間に合わない。
 アメリカは長々と考え、結局地雷1か所を抜けてまっすぐに突っ込むことにしました。最初の車両さえ抜ければ、後続の車両は轍を通れば行ける。カラン、1、いきなり走行不能。だめじゃないか。
 仕方なく他の車両は左右に迂回しますが、全然捗らない。対戦車砲も怖いので、撃てるものは一応煙幕迫撃砲を撃っておきます。壕を探りに向かった半個分隊はあらかた混乱。
 第1ターン後半、アメリカの防御射撃は靄や果樹園が邪魔で、近づかないとほとんど効かない。パンツァーシュレックを持った半個分隊を混乱させたのがまだ救い。

 けど第2ターンにはそれも即時回復。SS強すぎ。アメリカ軍は正面左右から集落に接近。ハーフトラックはこれ以上進んでも置く場所が無いので、全員機関銃を取り外します。するとドイツは後ろに隠れていた対戦車砲でシャーマンを1両撃破。そして前進射撃はやっぱり効果無し。白兵戦を恐れたドイツ半個分隊が自己潰走しただけ。アメリカ重機関銃スタックは、対戦車砲を撃てる位置に突撃します。
 第2ターン後半、ドイツ対戦砲はシャーマンをもう1両撃破。パンツァーシュレックもまた1両撃破。出て来たティーガーIIも隣接前進射撃を当ててさらに1両炎上。30VPなんてすぐに超えちゃうよ。こんなシナリオ条件決めた奴出てこい。アメリカ負けです。


 
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