混乱の極み
 
 今日はシナリオ12のConfusion reigns。アメリカ空挺部隊が、12VP以上でかつドイツの2倍以上のVPを稼ぐことが勝利条件です。空挺部隊には迫撃砲があります。ドイツは1へクス1分隊までの配置制限があり、さらに各ターンに移動できるのはターンと同数の分隊+リーダーにスタックしている分隊までという移動制限があります。ドイツは後方まで脱出すれば、その分は点数に含めずに済みます。
 子供がアメリカで私がドイツです。

 ドイツの私は、この移動制限ではとても逃げ切れず、重機関銃を含む同数の分隊があれば練度差があってもなんとかなるのではと考え、大きな森付近に全部隊を配置し、やや後方の高い建物に機関銃を集めて鬼スタックとする作戦にしました。(昨日に続いてドイツは置けないところまで隠蔽を置いてしまっています。)
 子供は高い建物に観測員を置いて迫撃砲を撃たせ、他は一番近い所に並べて前進体制です。
 まずアメリカ軍左翼がさっと前進して小さな石造建築に入り、そこから隣の木造建築にいたドイツ軍を叩き出して、突撃でそこを占拠します。
 これは想定外でした。これによってドイツ軍が集結しようと思っていた高い建物が、強力なアメリカ軍スタックの射程に入ってしまいました。そんな所にのこのこ移動していったら先に大混乱させられます。ドイツは仕方なく、そこから見えない建物の反対側に集結します。
 アメリカ軍は正面から攻撃するとともに、先の左翼部隊をさらにその先の石造建築に回し、それからドイツ主力のいる建物に取り付きます。

 正面からだけなら混乱した部隊を順次回復させながら、ローテンションで持ちこたえるつもりでした。しかし裏手に回られてしまっては周り中から射撃を受ける形になり、回復が追い付かずに弱った所へ突撃白兵戦を受け、ドイツは混乱の中で第4ターンには打つ手なしとなって投了です。

 ドイツ右手の初期配置できない建物が盲点になっていました。そこに至る平地は一段高くてドイツ側から見えず、止めることができません。そして空挺部隊の火力は大きく、戦って持ちこたえるという作戦は無理でした。移動制限が厳しくても、勝利条件ぎりぎりの5個分隊を捨て石にして、7個分隊と指揮官を一番奥に置いて脱出させることを狙うしかなかったようです。

 
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