税関でも高火力は禁制品
今日のSword & Fire: Manilaは、前回のSF21で予告した通り、SF15 No Greater Loveを戦力調整無しで再度やります。
最初にこれをやった時は、安全な後背地を持つ建物・瓦礫群の固さを認識しておらず、シナリオのままではアメリカが高火力市街戦となって強すぎると思って、アメリカからは火炎放射器戦車と4個分隊を減らしました。しかしSF21までやってみた結果、このような場所で守る場合、日本軍の質が+0.2になる上、高火力市街戦まで無効にする可能性が濃厚になってきました。
そこで今回はシナリオそのままの、本来なら高火力市街戦になる条件でやってみます。もしここでも予想通り高火力を打ち消せるのなら、アメリカの予想勝率は33%となり、アメリカはむしろ不利になるはずです。
今回は子供が日本、私がアメリカです。
日本の守りはやはり税関建物での密集防御。離れて置かれているのはダミーかな。アメリカも鬼スタックと戦車を前面に出して立ち向かいます。先番の日本軍は、まず放火してから一退一進。そしてアメリカ軍は、戦車と鬼スタックが準備・待機射撃して、他が隣の石造建物を通って進みます。
第2ターン、日本は機関銃スタックと屋上迫撃砲で、脇に回ってきたアメリカ兵を撃ちましたが、効果は無し。他はまた一退一進。アメリカ軍は、車両から外した機関銃と火爆隊が石造建物前面に進み、前進部隊が日本陣地に食い込んで行きます。アメリカの射撃と移動で、伏せられていたタンクハンターが2人狩られました。
第3ターン、出てきたATRがハーフトラックを撃ちましたが、走行不能止まり。このシナリオは放棄した車両もVPになるので大事です。アメリカも後半にこのATRを撃ちまくりましたが耐え切り、また撃ち返してきましたがそれも外れ。そしてアメリカ火爆隊と中機関銃スタックは税関に迫り、増援は背後から近付きますが、道路を越えて奥の建物に進もうとしたアメリカ兵は、日本対空砲に撃たれて死亡しました。

第4ターン、雨脚が強まり射撃の効果が弱まったので、後ろに隠れていた日本軍は、各階に分かれて突撃で出てきます。だからと言って引く訳に行かないアメリカ軍は、機関銃2スタックが待機した上で、火爆隊が突入し戦車が近接。そして日本は軽機関銃徴募兵の一斉射撃をします。グエー、やられた。隣接したアメリカ兵は損害を出して全潰走し、ディスラプトが降伏しました。日本徴募兵分隊も1個倒れたものの、アメリカの損害の方が大きい有様。
第5ターン、前面からの攻撃が頓挫した以上、アメリカは後ろからの火炎放射器戦車に期待するしかありません。しかしタンクハンターがどこに潜んでいるか分からず、戦車をやられるとVPが大きくて一発で負けるので、慎重に進むしかありません。ところがここで日本狙撃兵の連続攻撃が起き、アメリカ修正付き指揮官が2人とも撃ち殺されるという大惨事が発生。LLMCで一緒にいたアメリカ兵もバタバタ混乱し、これはもうアメリカ負けっぽい。
そして第6ターンには、日本20L対空砲が火炎放射器戦車を走行不能にして止めを刺し、日本の勝利です。

やはり全階段3ヘクス石造建物でも、正面からの高火力は後方や地下の安全地帯に隠れて躱すことができ、後方から迫る火炎放射器戦車も、街路戦闘が危険でそうそう威力をフルには発揮できませんでした。内部が隠された密集建物同様、ここでも戦力評価における高火力市街戦は無効になるようです。
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